競馬を愛する男であるハリボテは、馬のネタであればなんでも食いつくようなアホです。

まぁ、アホはアホなりに日々負け続けているわけですが、ハリボテよりも辛い馬がいることが判明しました。ハリボテなど、まだ競馬で負けても毎日楽しく過ごせていける現状がありますし、そもそも競馬をやめたらお金が減りません。

まぁ、増えもしないんですけどね。とにかく、ハリボテより悲しい運命の馬がいるようなので解説していきますね。

●競走馬という存在

私たち競馬ファンは馬が大好きです。中には馬肉だって絶対に口にしたくない…という方もいるほどですね。さて、そんな馬。サラブレッドのような競争馬であれば尚更憧れの対象となることは間違いありません。

しかし、どうでしょうか。こういったサラブレッドたちの運命というのは案外儚さに満ちあふれており、地獄と隣り合わせ…という側面も持っているようです。

競走馬の多くは、活躍したら優秀な種付馬として余生を送ることができます。現場で走り続けることなく、ただ雌馬に種付けするだけでお金が貰えるという勝ち組生活をすることができます。

しかし、全く活躍できなかった競走馬は行方不明という形で消えていきます。これも寂しい話ですが、それだけ競走馬の世界は厳しさで満ちあふれている…ということなのではないでしょうか。

話を戻します。とにかく、競走馬はレース中だけでなく、生まれてから死ぬまでずっと競争社会にいる…ということですね。

●当て馬という切ない結末

さて、優秀な成績を残せた馬であればハーレムのような生活ができ、そうでない馬の場合は行方不明。

芸能界のような状況である馬世界ですが、何となく真ん中にいる…という馬もいるでしょう。活躍したかと言われたらそうでもない…でも、活躍したような気もしなくもない。いてもいなくてもまぁ、いいかな…というような馬です。

いや、そういったカテゴリでいうのは馬さんに失礼千万。だめですね。そこそこ以下の活躍をしていた馬としておきましょう。

あれだけのレース数があり、中央と地方合わせたら相当な数のレースが行なわれているわけですからね。冷静に考えたら、相当な数の馬がいなければおかしいわけです。そんな中で、行方不明も辛いですがさらに切ない人生を送る馬がいます。

それが、“当て馬”という馬です。引退後、この当て馬として活躍(?)する馬の気持ちを考えると辛くてたまりません。では、一体当て馬とはどんなことをしている馬なのでしょうか。

●発情について

たとえば、サンデーサイレンスの子孫を残すためには、サンデーサイレンスと雌馬がしっかりと交尾をしなければなりません。

つまり、ちゃんと馬同士が盛り上がって一発ヤラならければならないわけです。しかし、簡単ではありません。このブログを読んでくれている方はオスが多いので理解できると思いますが、ハリボテ含め我々オスは常にその気満々です。

どんなに疲れていて眠くても、大好きなA○女優が襲ってきてくれたら全力で対応するでしょう。しかし、メスは違います。その気持ちにならない限り、絶対に雄を受け付けません。人と馬は違いますのでアレですが、やはり“今日はちょっと…”という日だって馬にだってたくさんある…と言わざるを得ません。

しかし、雌馬の馬主さんは困りますよね。だって、かなり高額な金額を支払ってサンデーサイレンスさんとヤラせていただくわけです。

人間都合ですのでアレですが、“頼む!お前、めっちゃ金払ってんねん!一発だけでいいからその気になってケロ!”といういうのが本音です。さて、そんな時に出てくるのが当て馬先生です。

●発情させるための存在

まず、その気になっていない雌馬がいるとしましょう。

その雌馬に当て馬と呼ばれる馬は近づいてきます。そして、イイ感じの言葉をかけたり、可愛いよ、キレイだね、もし君を抱けるのであれば僕は死んでもいいよ…など、どんどん相手をその気にさせていきます。さらに、ボディタッチもたくさんして相手のテンションを高めていきます。

ちなみに、馬もどうだか不明ですがボディタッチをすることで視床下部と呼ばれる部分から性的なホルモンが分泌される…ということで知られています。

そのため、社交ダンスでは知らない男女がペアを組むと大抵は浮気してしまう…ということだそうです。まぁ、そんな感じで当て馬は雌馬のテンションをグングン高めさせていきます。するとどうでしょうか。

当然ですが雌馬もテンションが上がり、一回くらいであればいいかな…という気持ちになってくるでしょう。さぁ、当て馬にもチャンスが!?といったところで…。

●本家が登場!当て馬サイナラッキョ!

雌馬が興奮している時に、ガチイケメンのサンデーサイレンスが登場。結果、興奮中の雌馬の気持ちをより高めて一発やってしまう…ということです。その時、当て馬は会場から姿を消しています。ただ、その姿を遠くから眺めているだけ。

何となく相手の仕事が終わったら次の仕事に向けて、トークやタッチ技術を磨く訓練を調教師と一緒にするわけです。なんという悲しい結末でしょうか。

行方不明というあり方もどうかと思うのですが、当て馬も辛いですよね。だって、生殺しのようなもの。

死ぬ気で口説いた相手がいたのに、イケメンや金持ちが登場してさらっと奪っていく。しかも、自分の目の前でいい思いをするわけですから…地獄です。

●ハリボテはサンデーサイレンス!

ハリボテは思います。当て馬にだけはならんぞ、と!

誓いますよ!

ハリボテはサンデーサイレンス!

これ一択じゃ!