競馬のヤジについてさまざまな考察をしている男、ハリボテです。競馬場では騎手に対するヤジが飛び交っており正直いい気分ではない時がありますが、それでも面白いものもたまにあるので微妙な気持ちですね。とはいえ、競輪。これも相当でしたよ…。

ここでハリボテが思うヤジを出す人たちの心理について考えていきたいと思います。

中京競馬 特別競走表彰式の北乃きいさん

北乃きいさんといえば、もともとZip!でメインパーソナリティーを努めていたわけですが、今はもう舞台などに集中するために女優活動を続けているようです。

さて、そんな北乃きいさん。以前、中京競馬 特別競走表彰式にやってきた時の動画がアップされていました。まぁ、ヤジではありませんが、おっさんたちが「北乃さんよ!ごめんよ!あんたの外れちまったよ!」などと声をかけているではありませんか。まぁ、悪いことではありませんけどね。

北乃きいさんも、それに反応。

残念!というようなポーズをしていました。

それからも、おっさんたちは「ごめんよ!北乃さん!」となぜか謎の謝罪を繰り返します。ま、平和といえば平和なものです。ただ、その動画のコメント欄には、ひとつだけコメントがあり、「黙れ、馬鹿男!」と辛辣な内容。確かに、うるさいですね。

競輪はもっとひどい

さて、そんな動画を見ていたらリンクに似たような動画があらわれます。

まぁ、そのリンクの動画の内容もどうか…と思うのですが、競輪におけるヤジがアップされていたのでチェックしてみました。競馬と競輪は全く別ものですが、それでも公営ギャンブルという意味では一緒。これも、国の大切なギャンブルのひとつといえるでしょう。

しかし、なんでこうもマナーがなっていないおやじたちがはびこってしまうのでしょうか…。競輪のヤジ動画をみていると、坂本という選手に厳しいヤジが飛んでいます。ほかの選手もいろいろといわれているのですが、「坂本!?お前、ガリガリだな!?飯食ってんのか?!どうしたよ!」と、めちゃくちゃ関係ないことを言われているのです。

さらに、「お前そのやせ方は異常だぞ!病気してんじゃねえか!?」と、さんざんな言われよう。スタートしてもまだ言われていたのですから、相当目の敵にされていたようです。スタート地点の間近で客が見守れる、そんなシステムがいけませんね。競馬や競艇はスタート地点が離れていますし、走っているときは聞こえませんからまだましです。

なぜヤジを飛ばすのか?

さて、おやじたちはなぜこのようなヤジを飛ばしてしまうのでしょうか。競馬の場合、騎手の耳にモロに入ってくるのはパドック時です。

この時に、心にも無いことを言いまくっている連中に騎手もたまにキレています。マジで、気分が悪くなるからやめてほしいのですが、注意してもやめることはありません。そもそもなぜ彼らはそういったことをしてしまうのでしょうか。

若い人の場合、おふざけでやっていますよね。あえて、競馬っぽいことをしている…という感じです。

なので、そこまで厳しいことは言えません…というか考えつかないのでしょう。ガチのヤジおやじたちの場合、何も考えずに思い浮かんだヤジを叫んでいるだけ。考えていない分、かなり汚らしい言葉になってしまうのでしょう。

加齢による脳活動の劣化だそう

年齢が高くなると横柄になったり、人の話を聞かなくなったり、そういった現象が起きてくることは有名です。その理由を研究している人たちがいるのですが、まずどうやら篇桃体といわれる脳部位の機能が低下している…ということが理由だそうです。

篇桃体について詳しく説明はしませんが、これは人間が無意識に恐怖などを感じたときに活動が強くなる部位。例えば、いきなり部屋にでかいゴキブリが出たときやマムシ、血まみれの女が出た問答無用に体をのけぞらせますよね?

それって、篇桃体が逃げろ!と、指令するからだそうです。ただし、年齢にあがるにつれてこの部位が弱くなっていくとのこと。要するに、おっさんたちは恐怖を感じにくくなっているわけです。

例えば、目の前の人を思い切り汚い言葉を使ってののしろうと思っても、その人からの報復が怖くて言えませんよね。しかし、篇桃体が機能していないとその恐怖に想像力が働かずにやってしまう…ということです。

人間らしさを失っている!

さらに、理性を司るといわれている脳の前頭葉。人間が人間であることを物語る重要な部位ですが、その部位の活動力も低下しているはずです。理性的に物事が考えられない…ということですね。

となると、ヤジを言っているおやじたちは言葉がしゃべれる動物というわけ。

犬やライオン、ゴリラに呪文を唱えても念仏であるのと同様に、おやじたちに注意しても意味がない…ということです。彼らの対策法は唯一、警備員たちに首根っこ捕まえられて追い出してもらうしかないのです。

ハリボテをはじめ、皆競馬を愛していますからね。ぜひ、いつまでもクリーンで楽しいギャンブルであってほしいと願うばかりです。