競馬が好きな方は競馬に関係する仕事をしたいと思っているはず。ハリボテのように普通に好き、という方は賭けているくらいがちょうどいいでしょう。しかし、中には競馬予想が好きすぎてプロになる方もいます。

それが、予想屋さんという仕事。競馬場に行くとそういったおやじさんがいますが、この人たちって儲けることができているのでしょうか。じつは、とある番組が予想屋さんに密着していました。簡単に、まとめますね。

●予想屋さんとは?

予想屋という仕事。皆さんは知っているでしょうか。

競馬場にいたり、まぁ人によってはネットで何かやっているのかもしれません。予想屋は、その名の通り競馬を予想してその予想を人に売る人たちなのですが、我々はずっと疑問に思っていることがあります。

“このおっちゃんたち…どうやって食ってんだろう…”ということです。もちろん、自分も競馬予想して勝てば暮らしていけるでしょうが、それも難しいでしょう。それができるようであれば、人に予想などは売らずに生活していますよね。

誰が調べたのかわかりませんが、予想屋さんの年収は160万円だそうです。160万円と聞くと相当儲けているようなイメージですが、1年365日で換算するとなかなか厳しい数字。月に12万円くらいということになります。まぁ、ちょっとしたバイト感覚であれば儲かる感じですが、これは手取りではないですからね。

●予想屋の仕事

さて、160万円という数字はあくまで平均値です。

人によって幅があると考えた方がよいでしょう。1年を通じて10万円しか儲けることができない人もいれば、1000万円を越える方もいるのかもしれません。まぁ、さすがにそれはないでしょうが…。予想屋さんの仕事は、大きくわけて3つあるといわれています。まずは、企業に雇われているような人です。

これは、元スポーツ新聞の予想を担当していたとか肩書きがある方がやっていることが多いようです。よく、予想サイトに「馬を知り尽くした元調教師 ○○が徹底予想!」といったコピーとおっさんの画像が組合わさったものを見たことがあるでしょう。

こういった人たちの一部はガチでやっているのですが、なかなかそうではない…という場合がほとんどだそう。日本人は肩書きにめちゃくちゃ弱い国民ですので、元競馬関係者という肩書きがあるとすぐに騙されます。画像も、フリーサイトかそのあたりのおっさんに金を払って撮影してもらったのでしょう。

中には、競馬をやっている途中のおじさんを盗撮して使っているなんて企業も…。ほとんど詐欺ですね。噂によると、報酬は月30万円×歩合ともいわれていますので、そこそこ美味しい仕事だと思われます。

●場立ちはきつい?

企業に雇われているような謎の予想屋は、本当の意味での予想屋ではないと考えられています。フェイクですから。しかし、坂本が思うガチの予想屋さんは、やはり場立ち。競馬場に自分の姿をさらけ出して営業をしている人たちのことです。

こういった人たちは、自分の予想を1日すべてのレースで300円などで販売するわけですが、詐欺的なことはできません。ギャンブルとはいえ、競馬は公営ですからね。人気になると継続できますが、当たらないとなれば追い出されてしまうのだそうです。

場立ちは、レースがある日しか活動することはできませんので、結果的によくても150万円前後なのだそう。それでも、すごい金額ではありますが、なかには一千万円を越えるようなレジェンドもいる可能性があるようです。お客からご祝儀をもらったり…。とはいえ、それは極端な計算です。

そこまで当てられるのであれば、自分で予想して大金を突っ込んで競馬で儲けることができそうですからね。当たらなければ、後でそのお客がきてブチ切れられて命を狙われる…なんてことだってあり得ます。ちょっと、リスクがあり過ぎかもしれません。

●個人ブログはどうなる?

企業がやっているもの、さらに場立ちなどはプロの予想屋がやっているようです。

まぁ、企業の場合は嘘の方がほとんどで裏情報とか適当な予想を提示しているので信じられませんけどね…。さて、そんな二つの予想屋ですが、近年かなり見かけるのが個人ブログの予想屋たちです。

フリーのブログサイトで週末の予定などを予想しており、アフェリエイとや商材で稼いでいる方が多いようです。とあるサイトによると、100万円くらいが収入と言っていますがこれは嘘でしょう。これだけ乱立している予想サイトです。

予想屋やプロがゴロゴロいるなかで、相当な的中率でない限りアクセスすらされません。予想屋は、誰でもなれる仕事だけに稼ぐのはかなり大変。100m走で、オリンピックに今からでましょうというくらいに辛い仕事でもあるのです。

●自分を信じましょう!

予想屋になれるほど予想が好きであればいいですが、まぁまずは自分で自分のお尻をふける人になるべきです。回収率が1.5倍くらいになっており、それをすべて提示できるような信頼できる人間。そうなってから初めて、予想屋と名乗れるのではないでしょうか。