ハリボテです!長期の間、競馬は無観客レースを行っているようですが売上げもそこそこあり、ネット投票でもういいのでは?という声も聞こえ始めているとかいないとか…。

さて、そんな競馬なのですが苦しいのが専門誌や売店の人たちだといわれています。今回、こういった自体になって初めてわかったことがあります。競馬は多くの人たちの人生を動かしていた…。冷静にならないとわからないものってありますね。

●競馬はビジネス

キレイなところだけくりぬくと、競馬は馬が名誉とロマンをかけて競走するスポーツです。鍛え抜かれた騎手がサラブレッドに騎乗し、G1という大きなタイトル優勝を目指して努力を続ける美しい戦い。

しかし、優勝賞金だったり騎手の稼ぎ、さらに馬主に入ってくるいろいろな収入、馬券で儲けた分の国への支払いなど…お金の動きを見てみるとやはりビジネスであることがわかります。

仕事がお金に直結しないこともあるでしょうが、やはり無料でいいモノは作れません。要するに、お金が稼げる…生活がかかっているからこそ、競馬に関わる人たちは本気で戦っているわけです。

●競馬で食ってきた人たち

競馬で食うというとやはり騎手がイメージしやすいでしょう。騎手の年収なんて誰もが気になるところですし、競馬に携わりたいと思う子どもの9割は騎手になりたいと思うはずです。

子どもの頃から厩舎のおやじの弟子になりたい…という人はあまりいません。しかし、大人になると競馬に関係している仕事の方が数多くいることに気づきます。とくに多いのが予想家。ネットから専門誌、さらには現場などで競馬予想をしてお金を稼いでいます。

しかし、専門誌から素人まで誰でも競馬は予想できるためレッドオーシャン状態。当たれば天国、負ければ地獄のまさにビジネス自体がギャンブルという厳しい世界となっています。

また、専門誌の場合はただ予想しているだけでなくコンテンツも多数用意されています。厩舎のこと、馬のこと、騎手のこと、競馬場のこと。また、専属記者によるコラムなど競馬の全てを包括した内容をつくり売っていかなければなりませんね。

競馬場で働く人、売店の人、その売店で売っているものを作る人。グッズデザインから広告代理店、ネット投票を管理する人、柵を作る人、芝生を整備する人…。まぁ、とにかく競馬にかかわる仕事の方は相当数いることがわかります。

●競馬が止まったらどうなるか?

今回の騒ぎで、飲食店や夜のお店、ミュージシャン、役者が悲鳴をあげました。

どうしてくれるんだ…と。競馬も専門誌が厳しい…ということが報じられていましたが、それでも開催しているだけマシ。需要があるので稼ぎにはなるわけです。しかし、競馬場で大きなクラスターが発生したらどうなるでしょう。

さすがに開催をすることはできなくなり、競馬関係者は完全に暇になります。ガチでJRAに雇われていた人であれば補償もあるかもしれません。

しかし、JRAの管轄から外れた競馬関係の仕事をしている人たちは大打撃。過去の情報を蒸し返すのも限界がありますし、飽きられて部数も伸びなくなります。

結果、食っていけなくなりくら替え。競馬は捨てるしかなくなるわけです。もし、競馬がなくなればどれだけの人たちが職を失うのか…。考えただけでもぞっとします。

●ありがたいと思うこと?

競馬を仕事にしている人たちは、とにかく今の状況をありがたいと思って過ごすことが大切かもしれません。この騒動で終わりではなく、また新たな何かが日本列島にやってくるかもしれません。そんな時、我々はどう対処すべきなのか。ハリボテも身の振り方を日々模索しています。