ネットなどを見ていると、馬に関するさまざまな情報が記載されています。

その中でも、なかなか興味深いトピックがありました。

それが、馬にもブサイクとかイケメンとかあるのか?というものです。あまり考えたことがなかったのですが、確かにその通りですね。今回、馬の顔について考察していきたいと思っています。

●一応あるようですが…

馬にもイケメンやブサイクなどがあるか…ということですが、とりあえず競馬ファンからしたらあるそうです。

トウカイテイオーなどはイケメンといわれていますし、美馬の血統があるとか、そういった意味でアツい議論が交わされていました。もともと馬は目がくりくりして可愛いですし、キレイな毛並みの馬を見るとたしかに気持ちが良くなりますよね。

しかし、ハリボテは思うのですがそれは、“馬にはイケメンやブサイクがある”という結論としていいものなのでしょうか。

●人間目線でしょう?

まず、馬がイケメンとかブサイクとか、美人とか、そういった感覚で見ているのはおそらく人間だけでしょう。

さらに、大切なことはそのイケメンかどうかを決めているのは人間であり、全ては人間目線であることであることなのです。

人間界でいうイケメンや美人というのは、たしかにある一定の法則が存在しているため区分けしてもいいかもしれません。

人権もあるわけで、人に面と向かってイケメンだ、ブサイクだ、と伝えることはモラル上終わっていますが、人間は脳が発達しているので顔の造作を恋愛や仕事、人間性などを当てはめてしまいます。

人間目線から馬にイケメンやブサイクがあるのか…という質問であればイエスですが、馬自体にそういった概念があるか否かは分からないのです。

●結局はオーラか!?

例えば、馬などは人間に比べれば身体能力は優れていますが脳は発達していません。

文字の読み書きはできませんし、言葉も号令としては理解できますが、その言葉の意味はわかりません。

動物の最終目標は、生存であり、さらに子孫を残すことです。要するに、自分の遺伝子を残すことこそが動物の目標です。ほとんど本能で動いている動物の場合、メスは“できるだけ強い遺伝子”を持っているオスを求めます。

そのため、モテる馬というのはエリートな遺伝子を持っている馬である、ということが理解できます。さて、その優良遺伝子と馬の顔の造作はリンクしているのでしょうか。

どんな顔であっても、優良な遺伝子を持っているとすれば、馬の中ではイケメンということになるのではないでしょうか。一方、私たち人間から見てとっても可愛い馬がいたとしても、その遺伝子が劣等だった場合はメス馬は興味を示さないでしょう。さて、ここでまたひとつ疑問が生まれます。

じゃあ、一体オスの馬はメスの馬のどこを見て、選んでいるのでしょうか。

●おそらく関係ない!

これはハリボテの勝手な妄想ですが、おそらくオス馬はメス馬の顔の造作だったり、体つきなどは関係なしにタネづけをおこなっていると思います。

メス馬が嫌がることがあっても、オス馬がメス馬との合体を嫌がる…ということは聞きません。“絶対、オスだってメス馬の顔を見ている!美人顔の馬の方がモテるに決まっているやいん!”と、人生顔で全てが決まる説を信じている方であれば考えることでしょう。

では、人間に当てはめながら考えていきましょうか。前述したように人間は動物の中でも素晴らしい理性を持ち合わせている、進化系ほ乳類です。

一方、ある程度は頭が良くても本能のままに生きているのが馬。そのため、馬の方がタネづけに関しては本能的な反応をしていると考えることができるでしょう。

●人間のオスから分かる

さて、本題です。

我々人間の男性であっても、女性を選ばずに身体を組み合わせようという人はかなり多い傾向にあります。例えば、お金を支払ってそういったことをする男性は後を絶ちません。いや、ひとつのビジネスとして立派に存在していますよね。

さらに、性病になる方がいたり、酔っぱらって好きでもない女性に手を出して事件を起こすような男性も数多く存在しています。

さて、ここから理解できるのが男性は理性があるため顔の造作で相手を選ぶものの、子孫を残すという意味から見境無く女性であれば…という気持ちで行動することもあるということです。

これが、合理的な理性が判断できない馬だったらどうでしょうか。間違いなく、メスの顔の造作などは見ていないでしょう。

●人間目線は少し抑えましょう

今回、人間目線から見た馬にはイケメンやブサイクはいますが、馬目線ではそんな事実は存在しない…ということをお伝えしました。

いや、あるかもしれませんがブサイクやイケメンという概念があるかは不明瞭です。私たちはいつも人間目線でしか物事を捉えることができません。

まさに、動脈硬化を起こしている状態といっても過言ではありません。馬の目線に立つこともたまには重要でしょう。もしかしたら、競馬だってそれができるようになればメチャクチャ勝てるかもしれませんからね。