ハリボテでごじゃりますぅ!ということで、今回もガイキチテンションのスタートですが、内容は大変真面目なものになります。

以前、競馬などのギャンブルのいくつかが公営ギャンブルであることを外国人はどう思っているのか…という記事がありました。たしかに気になりますよね?まぁ、結果は人それぞれであったものの、少し考えられるものがありました。

ぜひ、お伝えさせてください。

●基本はダメ?

この記事では、日本在住の何人かの外国人に競馬が公営ギャンブルであることをどう思うか、ということを聞いています。

その中で多く見られたのは、やはりギャンブルが公営というのはよくありません…という意見が少なくなかったのです。

これ、意外ではないでしょうか?そもそも、外国人の方がバカな行動をする人が多いイメージですし、お金にどん欲。ハリボテは彼らが一瞬でお金が手に入る可能性があるギャンブルが公営なんて、こんな素晴らしいことはあり得ない!と絶賛すると思っていたのです。

しかし、やはりギャンブルはよくありませんね…同国にもあるのですが賛成しませんとか、同国にはありませんがとりあえずダメですとか、あまり肯定的な意見をいう方はいなかったのです。

●良いという意見もある

とはいえ、もちろん良いといういう意見もあります。

日本の場合はダークなものというよりは、レジャー施設のようなものであり、そこまで目くじらをたてて議論するようなことか?という意見もあります。アメリカの人は、アメリカにもあるしかまわないという意見。

インドの人は、インドだと大金持ちしかできない遊びを庶民が気軽にできるのは羨ましいという超えもありました。

まぁ、とはいえ良いとは思うけれど…という感じの意見は少なくなく、諸手をあげて日本最高!というかたちの意見とは少し違っているような気はしますね。

●パチンコの方がダメ!?

さて、ちょっと面白い意見もありました。

それが、公営ギャンブルもよくないが、そこまで悪いとは思わない。それよりも、パチンコの方をどうにかした方がいい。あれは、ヤバい…。こういった意見が多く外国人の口から飛び出していたとのことです。たしかに、パチンコは社会問題ですよね。

もちろんハリボテはパチンコを否定しませんが、競馬に比べるとたしかに依存症者を多く輩出していますし、毎日いろいろ場所で手軽に出来るので注意が必要でしょう。

もちろん、依存症どころか借金を重ねて人生を滅亡させてしまった人もいます。競馬もいけませんが、そもそもパチンコがある国で競馬に文句をいうのはおかしいのではないか?という意見なわけです。

●ギャンブルかレジャーか?

さて、この問題で考えるべきこと。

それは、いろいろな意見がありました…ということではなく、競馬はギャンブルなのか…それともレジャーなのか?ということを考えることです。たしかに公営ギャンブルですので、普通に賭けごと。

競馬が大好きで稼ぎのほとんどを競馬に使うというのは、かなり危険です。それで売上げでもあがればいいでしょうが、大抵は負けてしまうでしょう。数百万円をぶっ込んでも痛くも痒くもないという富豪はいいでしょうが、一般的な市民はそんなに競馬に脚を突っ込んではいけないとは思います。

とはいえ、ギャンブルは息抜きのひとつです。今回のコロナ禍において公営ギャンブルだけは止まりませんでしたが、あれがあったから助かった…ということを伝えている方は案外少なくありません。

さらに、競馬場は近頃はかなりキレイになり女性、家族連れにも人気。競馬をしなくても公営であることから、その場で馬を見て楽しむことができるのです。

レジャーとして考える場合、節度を守っていれば競馬は何ら問題視すべきことはなく、むしろ積極的に楽しむべきという考え方ができるでしょう。

●教育が大切である

競馬を公営ギャンブルとしてこれからも先、日本でやっていくのであれば精神論ではなく教育の徹底が必要だと思っています。例えば、こういったことは大人ではなく子どもの頃から学ばなければいけません。

「子どもに競馬のことなどを教えるなんて言語道断だ!」という声もありますが、それは性教育と一緒で学ばずに大人になって自分で学んでルールを知れ!は、酷いと思うのです。

まず、ギャンブルであってもなぜそれをするのか、一体どの程度すればストレス値が下がるのか、どういったレベルまですると人生を破綻させるのか。

こういったことをしっかりと学ばさせる必要があります。例えば、子どもだって寿司がどんなに好きでも食べ過ぎたら美味しくなくなり、お腹を壊すということを教え体験させてあげれば、節度を守った寿司の楽しみ方をするはずです。

口頭、さらに教科書の文章などほとんどの子どもたちは目を通しません。だからこそ、おかしな大人があらわれてしまい、極端なことをしてしまうのです。

●公営ギャンブルは義務教育へ!

パチンコについてであれば難しいかもしれませんが、公営ギャンブルである競馬であれなどうにか考えることができるのではないでしょうか。

教育の場で競馬を使ってギャンブルについてイチから学ぶ。レジャーとしての競馬、ギャンブルとしての競馬、そして危険性のある依存という観点からの競馬。こういった多角的な教育をさせるか否かで大きく子どもたちの意識が変わります。

外国人の話からすっ飛びましたが、競馬が公営ギャンブルであることは珍しいことですよね。ぜひ、そのあたりも一度真剣に考えてみてはいかがでしょうか。