競馬で儲ける儲けない。これは人の勝手です。
しかし、確実に勝てるようなギャンブルの場合は配当率が下がりますし、興奮しにくいことから「おもしろくない」と利用者に見なされてしまう恐れがあるでしょう。
さて、そんな競馬のおもしろさを根本から覆す、そんな事件がありました。それは2020年のこと。中国人男性が18億円を申告しておらず、その稼ぎも膨大だった…というニュースです。一体、何が起こったのでしょうか…。
●競馬の楽しさとは？
競馬の楽しさは人それぞれでしょう。馬が好きという方もいますし、とにかく勝ちたいという方。あの競馬場のキレイさが楽しいといった方もいるようです。
まぁ、テレビCMでは競馬鑑賞は趣味？とイケメン俳優がいっていますが、競馬鑑賞だけする人ってのはほとんどいないのではないでしょうか。さすがにお金が儲からない状況で競馬だけを見る…というのは、謎の極みです。
とはいえ、競馬の魅力はやはり「勝てるかもしれないけど、負け込む。とはいえ、一発逆転がある」というところでしょう。
根本的な部分として、回収率が1年でプラスになるような人など少ないですし、稼げる人は神様。さらに予想しても外れるわけで、この不確定性原理の中での戦いが楽しみといえるのです。
●これは一体…
さて、話を主題に戻しましょう。
この事件は昨年起こったものです。今回の事件は、名古屋市中区の30代の中国人男性が起こしたもので、所得隠しが見つかり10億円以上の追徴課税が課せられた…というものです。
さて、この中国人男性。詐欺サイトで儲けていたというのであればわかりますが、報道によるとなんとこれ…払戻金なのだそうです。
警察の調べによるとこの中国人男性は、過去5年間で95億円ものの払い戻しを受けていることがわかったようで、そういった勝ち馬馬券の申告をしなかったことで今回手配されたとされています。
「5年間で95億円の勝ち！？は？意味わからん！」と思わないでしょうか。そんなことがあってたまるものか…。そう考えたい方は数多くいるはずです。
●AIソフトの可能性
中国人男性は、予想を独自に作成した競馬予想ソフトでしていたといわれています。
そして、その予想に応じた金額はインターネット投票で儲けていたということで、警察や関係者も相当不審がっていると報道されています。
そもそもこの巨額の馬券購入代金はどこからどのように流れているのか…。
まぁ、おなじみ中国共産党の仕業であることは誰の目にも明らかなわけですが、それでもこの男性は天才過ぎるのではないでしょうか。
●競馬のあり方が崩れる
しかし、この男性一人でそこまでの払戻金が来ていることはかなりおかしい話とは思わないでしょうか。この人の年収は数十億円であり、それを今まで黙って見過ごしてきた国税庁は一体どういった調査をしているのか気になります。
さらに、本当にAIソフトでそれだけ当てられてしまっては、もはやJRAの経営は成り立たず、ギャンブル自体が成立しなくなってしまいます。
たまたまコイツだけだったからいいものの、1000人がこのソフトを使ったらJRAの払戻金は1年持ちません。
それも我々の税金なのか不明ではありますが、本当にこのソフトを使って当てているような競馬などあってはならないのではないでしょうか。
●違法も考えられる
さらに、ひとつ気になるのはソフトが優秀なのではなく、JRAのインターネット投票の結果を操作できる。そんなことをしていたという可能性があるでしょう。現金でその場で馬券を購入・投票し、払戻金を得ていたら操作は不可能。
しかし、ネット上であれば数字の配列を変えたり、当たり馬券を後で操作して当たりとしてしまうことだってできてしまうのではないでしょうか。
それであれば、かなり合点がいきます。三連単数十万馬券が出た際、ネット操作で100万円賭けていたことにすれば莫大な金額が手に入ることでしょう。
これもまた、中国共産党の力。そう考えて対処しないとこの国は大変なことになるのではないでしょうか。
●詐欺サイトが成立しないことも示唆
さて、この一方でわかったこともあります。それは、詐欺サイトは成立しないということです。
いつもハリボテはこのブログで伝えていますが、仮に完璧な予想ができたとしたら人に売るよりもそこに全財産を突っ込んだ方が儲かる、ということが判明したわけです。
このAIの精度が本物だったとしたら、この人は詐欺サイトを立ち上げてたっぷりと人を勝たすことができ、その手数料だけでも相当儲けられるはずです。
しかし、実際は一人で数十億円を払戻金で手に入れていた。これが真実なのです。そもそも完璧に当たる予想ができたら人には売りませんし、自分だけのものにします。目をつけられますしね。
今、詐欺サイトにお金を支払っている方がいたらひとつ考え直してほしいと思います。まぁ、とにもかくにもなんでふつうに競馬を楽しめないんでしょうか…。ハリボテは寂しいっす！