ちわっす、ハリボテです!
さて、久々に競馬予想の詐欺サイトを考えていこうと思うのですが、ちょっと気になることがあります。それは、"競馬の予想サイトって多過ぎないか?"ということです。
優良サイトだ!とか悪質サイトだ!とか、よくわかりませんがとにかく無数にその存在があり過ぎて驚いてしまいます。
ハリボテが考えたのは"優良サイトを探すのであれば、まず競馬と素人の関係性について理解するべき…ということです。
●ハードルが低い!
競馬は昔からおこなわれているスポーツであり、国が運営していることから合法的に賭け事ができる類を見ないギャンブルです。
さらに内容はレースに出馬する数十頭の中でどの馬が一番早いのか、1、2、3着の馬をどういったバランスで予想するか…ということなので、小学生でも理解できる内容。
さらに誰もが理解できる上に100円でレースができることから、パチンコのように数千数万円が泡となることもありません。
100円が数十万、数百万円に化ける可能性だってあることから、誰もがこの競馬について詳しくなってしまっているのです。
●なんとでも言えてしまう
本来競馬の予想は誰もができることではありません。
徹底した分析と馬についての深い知識、騎手やその日のコンディションなどさまざまな要素を組み合わせた結果、はじめて予想ができるというプロ級のテクニックです。
しかし、競馬予想サイトを検索すれば無限に存在しているように、そんなプロフェッショナルが日本中いたるところに存在しています。そんなに皆、簡単に予想ができてしまうのでしょうか…。じつはここにカラクリがあります。
そもそも、競馬予想なんて運でしかありませんし、馬について知ったかぶりを言っても馬は喋れないため真実はありません。
"前レースは疲れていた。だから今回のレースは来ないだろう!"と考えても、本音は馬しか知りません。競艇などであれば本人から聞き出せますが、馬は喋れませんのでなんとでも言えてしまうわけです。
つまり、素人でもそれっぽいことを伝えればよいだけであり、それがこういった予想サイトが玉石混淆となる原因になっているのです。
●もっともらしく聞こえる
例えば、とあるギタリストの演奏について、"60年代のブルージーさを感じさせながら現代のエッセンスを取り入れたソリッドなプレイ。
コード進行はあくまでジャジーながら洗練さも忘れず、ピュアな部分も残し政治的批判メッセージを感じさせる。
"といわれると、"は?"と思う方が大半です。しかし、このコメントを"地頭力で勝負するインテリギタリスト大学"というサイトが掲載していたら、なんかすっごいギターに詳しい人が伝えていると思ってしまうのではないでしょうか。これは競馬の予想サイトも一緒です。
それっぽい雰囲気のデザインや有名競馬雑誌や新聞で掲載されていること、なんとなくうまくリライトすればプロっぽく見えるのです。さらにどっかのオッサンの画像をそれっぽい肩書きで出すだけで、すごい監修が入っているイメージにも。
そもそも予想に監修が入ること自体が意味わかりませんけどね。
●悔しさの奴隷に!
とりあえず、競馬サイトをそれっぽく使い、適当に大げさなことを伝えながらメチャクチャに番号を振っておけば誰かが騙されます。
きっとこの人たちなら自分を大金持ちにしてくれる、これで人生大逆転や!と。さて、とはいえこんな詐欺サイトは数十年前から存在している上に今もなお消え去るどころか増殖中。
なんで、こんなに詐欺を働いているのにおかしいことになっているのでしょうか。
その理由のひとつに、"くそ!騙された悔しい!"という人間心理があるからです。"え?悔しいならなんで騙されんのさ!"と思うでしょう。しかし、ここに落とし穴があるのです。
●正解までたどり着きたくなる
騙された人の多くは、"もうダメだ。
悔しい…やめよう"となるはずです。しかし、一方で"クソ!騙された!悔し過ぎて涙も出ない!よし検索だ…なるほど。しかし、悔しいな…。取り返したいから優良サイトを探さなければ!"を繰り返すのです。
つまり、くじを引いて大凶が出たから大吉が出るまで引き続ける、そういった発想の人たちが案外多いのが現実なのです。
そのため、どんどん新しいサイトが出てきますし、"詐欺サイト撲滅です!"とか"詐欺サイトに騙された方の多くがこの場所を最後にしています"など、あえて詐欺サイトという文言を使って人を騙すサイトも多いのです。
●相手は功名なので注意しましょう
昔のように誰が見ても、"この予想おかしいだろ?"ということをするサイトはほとんどなくなりました。
騙す方も、"お前騙しただろ!"といわれない予防策を徹底的に練っており、一見自分が悪いような作りとなっている場所が少なくありません。
しかし、断言できます。詐欺サイトのほとんどは詐欺師が作っているため、素人目には見抜けません。そもそも予想サイトにおんぶに抱っこではなく、自分で予想サイトを作れるレベルに研究してみましょう。