とある記事に、「競馬場は景色のよい居酒屋」と記載されていました。

これは、間違いありません。ハリボテは常々競馬場でのお酒を楽しむべき…と伝えていますが、たしかに居酒屋と思えばこれはこれで気兼ねなく、どんな人でも入りやすいかもしれません。

ここでは競馬場に行きたいな!けど、マジこええ!と思っている方に向けて、競馬場はただの居酒屋である…ということをお伝えしていきましょう。

●食べたい&飲みたいを実現!

競馬場にはフードコートや飲食店が軒を連ねています。

東京競馬場には、一般的なおつまみとお酒を売っている売店から高級レストランまで揃えられており、お金に糸目をつけなければ自由に散策、暴走することができます。

例えば居酒屋とはいえ、その店舗にいろいろな売店があり、キャッシュ&デリバリーできるとしましょう。

そんな場所があれば誰もがテンション上がりますし、いろいろなお店のいろいろな味を楽しむことができます。さらに、競馬場という居酒屋は相当広大ですので一回で全てを回りきることは不可能。

要するに、何度も来たくなるような、そんな大規模居酒屋といえるのではないでしょうか。

●満席がない

さて、一般的な居酒屋の場合、席数が決められています。

そのため酒を飲みたいのに、"すんません!今日はいっぱいで…"といって店先で入店を断れることが多々あります。ハリボテもお酒を飲み歩く側の人間ですので、こういった辛い思いを何度もしてきました。

しかし、競馬場は違います。たしかに観客席などに座席はあるものの、それでも別にそこだけではない座る場所が無限に存在しています。芝生の上もありますし、ベンチもそこら中にあります。

フードコートでは立ち食いできるところもあったり、逆にいえば吸われない場所を探す方が困難なくらいです。

満席がないということは、誰とどのタイミングで競馬場に行ったところで必ず座ってお酒を飲めるということ

。まぁ立ち飲みだってOKなんですから、いいですね。一般的な居酒屋は立ち飲みでいいから…といっても追い出されるだけ。これは画期的ですよね。

●景色の良さは抜群!

さて、ここからは今回の本番です。

競馬場は景色のよい居酒屋…とお伝えしましたが、なんといっても本物の競馬を見ながらお酒を酌み交わせるという体験は、ちょっとほかではできない体験でしょう。競馬を主軸としている居酒屋はたしかに数多く存在していますが、基本的にはテレビ。

さらに、昔の競馬の録画などを流しているだけだったり、60型を超えるビッグスクリーンで360度展開されているわけではありません。

あくまでテレビです。しかし、競馬場は違います。空は完全に突き抜けており、目の前には美しく整備された芝とダート。

そこにリアル機種やリアル競走馬がいるのですから、これを景色が良いといわずなんといえばよいのでしょうか。

また、ファンファーレもG1であれば生演奏されています。

要するに景色がよいだけでなく、ライブも体験できるのですからヤバい!競馬場ほど、エンターテイメントに優れた居酒屋なかなかないのではないでしょうか。

●どんな飲み方でもできるのがイイ!

ライブがあるとか、なにかすごい景色などがある場所は少なくありません。

ある意味でライブや野球場、サッカー競技場、ディズニーランド的なところも景色のよいエンタメ要素満載の居酒屋になりえます。

しかし、問題があります。それは、富裕層しか楽しめないというところです。

とくにディズニーランドなどの施設は数千円以上入場料がかかりますし、そこで購入するビールなども高額。居酒屋にちょろっといって飲むだけなのに、数万円も使うのは明らかに志村けんと同じ飲み方といえるでしょう。

ライブも野球も全てお金がしっかりとかかりますし、逃げ場がありません。しかし、競馬場は違います。

入場料はほとんどただのようなレベルの金額であり、自分に予算に合わせた飲み方ができます。生ビールでなくてもレモンサワーでいいですし、コロッケ1個だっていい。つまり、センベロが入場料を込みで楽しめる場所は競馬場だけなのです。

じゃあ逆に富裕層飲みはできないか…といったらそうではありません。

いくらでもお金が使えますし、うなぎ屋があったりレストランがあったり、いくらでも散財可能です。どんな飲み方でもできるのが競馬場の魅力。これもまた、最強の居酒屋たる所以でしょう。

●ヤジはおつまみじゃ!

さて、最後に競馬場で不安に思っているのがヤジだと思います。

たしかにスタンドではゴール際に汚い言葉で叫んでいるオッサンがいるのですが、そんな人たちを気にする必要はありません。

決してこちらを妨害するわけではありませんし、自爆しているだけ。

むしろ、おつまみだと思っていると酒がうまくなるはずです。競馬は景色のよい居酒屋。ぜひ、そう思って今度使ってみてはいかがでしょうか。