おはようございます、ハリボテです!競馬が好きな方は騎手になりたいと思っている方もいますが、個人的には本当に物心ついた頃からその道に進み、痛みや辛さ、さらに挫折などを右も左もわからない状態で初める以外、なれないと思っています。

その理由はシンプルで、騎手の世界は実力主義であり、上がどん詰まりになっているからなのです。

今、いい歳をして騎手を目指そうとしている方には酷ですが、少しそのリアルをお伝えしましょう。

●騎手は儲かるけれど…

騎手は儲かります。勝ち続けられる騎手であれば数億の年収を稼ぐことは全然可能ですし、有名芸能人のひとりとしてテレビや華やかな業界に入ることだってできます。

こういった背景から、「よっしゃ…騎手になれば最低でも数千万円は稼ぐことができるだろう…」と考えている方は少なくないはずです。

しかし、騎手という世界はそんなに甘いものではありませんし、ぶっちゃけた話、数百万人に一人その恩恵にあずかれたらいい…というレベルだと思います。

しかし、こんな意見もあるでしょう。

"現実ばかり見せずに、馬鹿野郎…イイこと言えよ!"と。では、なぜそれが難しいかここで語っていきます。

●どん詰まりといった部分

冒頭、騎手はどん詰まり状態だ…とお伝えしました。

騎手の魅力は長くレースに出ることができるといった部分で、50歳を超えてもレースに出ることが可能です。

実際、今大活躍している選手に40代以上は多いですし、セカンドキャリアも馬関連の仕事がたくさん用意されているので美味しい世界とはいえるでしょう。しかし、冷静に考えてください。

まず、今からゼロベースで騎手になっても上が詰まっており、相当な才能が無い限りG1レースで走ることは不可能です。

しかも、本番レースに出られるまでの数年間以上、こちらは細々と練習をしなければなりませんが、その間にも騎手たちは本番レースでどんどん経験と感性を磨き続け、ハンパではない差がついていってしまっているのです。

例えば、こちらがレベル1からレベル2になるまで1年間かかっているところ、本場の騎手はレベル1200から一ヶ月でレベル1400まで上がっているほどのレヴェル差がついているということです。

つまり、先輩には一生追いつけず、さらにその先輩たちが数十年引退しない。こんな業界、どこに夢があるのでしょうか。

●騎手は諦めてギャンブラーへ!

騎手など甘い世界のことは考えず、とにかくギャンブラーを目指すのが正攻法です。

どうせ我々は低質な一般人。ほそぼそと豆買いしながら、1万円の大穴で一喜一憂しているのがお似合いなのです。