寒空の下、永遠に競馬について考え続けているゴミクズ男ハリボテです。

さて、競馬でもっとも楽しいと感じる時は馬券を当てた時。

データを集め続けて予想している時もメチャクチャ楽しいのですが、結局ギャンブルなので当たって楽しいと思えなければ意味がありません。

さて、そうなると当たる確率の高い馬券を購入することになりますが問題は配当金が低過ぎて結果マイナスになる…ということです。その対策などを考えていきましょう。

●一番人気にしぼるのは負ける

まず、競馬で馬券を当てるためには一番人気をベースに購入していく…というやり方です。

競艇のように1号艇をとりあえず軸にしておけば…という理論かもしれませんが、全体をみれば確かに一番人気の馬が勝つ確率はそこそこ高いと考えられます。

しかし、一方で競艇と違って馬が走っており、毎度のレースも頭数が違うので勝率はかなりバラバラになります。

例えば、とあるデータを探すと一番人気が1着でフィニッシュする確率は3割程度。かなり高い数字にも思えますが、実はここに落とし穴もあるわけです。

●回収率は下がる?

例えば、計算しやすく一日に10レース勝負したとしましょう。一番人気であれば、どんなに倍率が高くても3倍いくかいかないか。

勝率が3割であれば、10レース中に勝つことができるのは3レースのみとなります。まぁ、実際にはそんな単純なものではないですけどね。

さて、ではハリボテは1レースに10万円をぶち込むことにしましょう。もし、全敗したとしたら100万円の損失です。

一体、ハリボテな何のために生きているのか…というものですが、一例として考えましょう。

仮に、一番人気が全て3倍率だったとした場合、3勝しているので一レース30万円の戻りとして90万円が戻ってくる計算です。

しかし、10万円を賭けていることから儲けは20万円。1レースから3レースまで3連勝したとしても残り7レースは負戦となるため、マイナス10万円ということですね。

もし、全部のレースで負けたら100万円マイナスなのでそれに比べたら大分マシなのですが、実際に10万円のマイナスとなれば頭がおかしくなるでしょう。

一番人気のみに張っていても、結局勝率を考えたら回収率は下がってしまう…ということのよい証拠です。

さらに、1.4倍などの配当だった場合、さらに悲惨な運命がまっています。もう少し頭を使ってレースをしないと、結果的には負けなのです。

●複勝はどうだ!?

さて、そのほかのデータを見てみると一番人気が複勝に絡む確率というのは6〜7割程度とされています。

これは、衝撃的なデータですね。10レース中に7レースは勝つわけですから、これは競馬が楽しくてやめられなくなる率です。では、今度は10レース10万円を複勝で考えていきましょうか。

まず、一番人気が複勝になった場合の配当率は間違いなく1.5倍付近です。2倍をこえる…という事例はほとんどないに等しいですね。1.5倍も多いかもしれません、1.3倍でしょうか。

では、1.3倍でいきましょう。例えば、10万円を一番人気の馬に突っ込んだ時に1.3倍であれば3万円が儲けられます。それが、仮に7レースであれば30万円の儲けとなるでしょう。

7レースであれば、残り3レース…。10万円をつぎ込むとしたらトントンになりました!

しかし、倍率的に7割か6割。もし、10レースで6割だったらマイナスとなってしまいます。さらに、この計算は恐らくレース数が増えていけばドンドンマイナスになります。

例えば、30レースで勝負する場合、勝てるのは21レース。そうなれば63万円の儲けですが、10万円をかけるべきレースがあと9レース残っています。となると、マイナスですよね。これが、しかし21勝もしていれば気分がよいので勝っている気分になります。

本来、300万円負けるかもしれないギャンブルが、30万円程度で済んだのであれば遊び代と考えられます。しかし、それは負けています。

●じっくりと考えた勝ち方を!

そもそも、競馬はやればやるほど胴元であるJRAが儲けられるシステムになっています。ギャンブルというものはそういったものです。

唯一ギャンブルで儲けている方は、ガチの大穴狙いで当てている方だけかもしれません。さらに、三連単をガッツリと当てられる方です。

しかし、それでもマイナスかもしれませんね。やはり、勝率ばかりを考えるのではなく、じっくりとその時々のレース展開を予想しながら確実性と回収率の高い遊び方をした方が後々得である、と言い切れます。

ハリボテはバカなので常に負け混んでいるのですが、さすがに負け続けてヘラヘラしているようなレベルではありません。競馬において勝つことは大切です。

しかし、小さく勝ってその喜びを複数回増やすのではなく、しっかりと収支を考えた遊び方をした方が逆に健全なのかもしれません。一番人気問題。なかなか、難しいですよね。これからも勉強し続けたいと思っています。