競争馬ってのはつくずく大変だなぁ…と思ってしまうハリボテです。
まぁ、競走馬として生まれてきてその運命を全うするために生まれてきているわけですから、可哀想…というのはおかしいですね。
とはいえ、別に彼らの悲惨な運命をここで言いたいわけではありません。何が言いたいのか。
それは、雨の日の競馬についてです。雨、結構多いですからね日本は。そんな時、どう予想するのか考えてみました。
●雨の日とは？
雨の日を知らない人類はほとんどいないと思います。
砂漠であっても雨期というものが存在していますし、99%の人類が雨の日を知っています。
さて、競馬における雨の日はその名の通り雨が降っているその日を差すわけですが、かなり我々の日常生活とはかけ離れます。その理由ですが、普段の力を出せない上に配当金がかなり荒れる可能性がある…ということです。
競馬は、基本的に雨でも全然開催されます。競馬場に人がこれないような荒天（台風直撃とか）だったり、風が強過ぎて馬が走ることが困難という日以外は基本的にレースは開催されることになります。
まぁ、簡単にいえば冬の雪だらけの中でも試合を行なっている孝行サッカー的な感じです。似ていると思いますよ、アレと。
ただ、高校サッカーの場合は雨でも雪でも強いチームが勝ちます。沖縄のチームは大変不利でしょうが、それでもそのチームがあり得ないほど強かったら恐らく勝つでしょうね。
●競馬で起こる奇跡
雨の日の競馬は、視界が悪くなるだけでなく馬場状態が大きく変わってきます。
例えば、稍重馬場、重馬場、不良馬場といった、普段はそこまで見ないような状態で馬が走ることになります。
不良馬場というのはまさに不良で、泥水の中を走っているような状態といっていいほどの調子の悪い馬場です。
“そんな中で馬が走ることができるのでしょうか？”と思う方もいるでしょう。
しかし、そこは安心してください。厩舎でもそういった部分を想定して特訓が積まれていますし、全ての馬が雨だからもう嫌だ…といって手を抜いたり降参することはありません。
ただ、雨の日の不良馬場というのは馬の本来もっているポテンシャルをガッツリと落とします。
要するに、本当は勝てたレースだったのにもかかわらず、それが叶わない…ということも起きるわけです。そうなると、僕ら一般人にはどういった効果があるのでしょうか。早い話ですが、中穴から大穴を狙うことができるわけです。
自分のデータ通りに人生を進めたい…という人にはマジで勘弁なトラブルですが、ハリボテたちのように穴狙いしかしないお馬鹿三太郎さんにはとても嬉しい状況でもあるわけです。
●芝とダートの違いを考えよう
さて、そうなるとどういった観点でレース予想をしていけばいいのかが問題になってきます。
まず、雨の日の芝。中央競馬の重賞の多くは芝で行なわれているので、雨の日というのはちょっと面白いかもしれませんね。芝の場合、完全に脚抜けが悪くなる事は想像に難くありません。
そのため、そのレースのレコードタイムよりもマックス10秒は全体的におくれてゴールすることになる可能性があります。
そのため、走破タイムが早い馬が人気であっても、かなり馬場が不良であった場合は少し遅い馬も3着以内に食い込んでくるという嬉しい奇跡が起きる可能性があるわけです。
特に逃げを得意としている馬の場合は馬場に脚を取られてしまい、スタミナが無くなってしまうかもしれませんね。
ここのところをチェックしておくだけで、奇跡の3連単を狙うことができるかもしれません。一方、ダートはどうでしょうか？思い馬場であればダートなんて完全に終わっている…と思われるかもしれませんが、芝と逆の現象が起こります。
ダートは、普段は脚が取られてしまうのですが雨が降って固まれば当然ながら脚抜けが良くなってしまいます。
通常、ダートである程度逃げや先行の馬は途中でバテるといわれていますが脚抜けが良くなっている分、馬に負担がかかりにくく逃げ切ってしまうことがあるわけです。
逃げで暴走してどうしようもない穴馬が、不良馬場の日はそのままゴールイン！ということもあるのですね。これは、ハリボテにとっては嬉しい日ですよ。
●雨の日は穴狙いで良くね！？
ハリボテは思います。真面目に競馬をするのは楽しいですが、雨の日くらいはもうお金について気にせずに中穴、大穴狙いで楽しんでみてはいかがでしょうか。
もちろん、オッズも荒れますし、単勝は微妙ですが馬単や3連単は確実におかしい数字が出始めます。
これを勝てたら、普通のレースのしっかりとした軍資金になりますし競馬がもっともっと楽しくなるはずです。
しかし、雨の日だけ穴狙いをしても儲かるかどうかの保証はありません。強い馬は、天候と馬場関係なく強いですからね。いやぁ…めっちゃ大雨になってくれませんかね。久々に、万馬券をゲットしたいところですよ！！