僕らのように競馬をもっともっと女の子たちや若い男性にチェックしてもらいたい…と思っている方は多いことでしょう。

ハリボテは、別に今競馬を楽しんでいるオジさんやオバさんをディスっているわけではありません。しかし、少し考えてもらいたいな…ということがあります。

それが、あまり通ぶって初心者を敬遠するような態度を取るな、ということです。

これは、競馬ファンを増やすために重要な提言だと感じています。その理由についてお伝えします。

●怖いという意見

ハリボテは日本酒が大好きです。日本酒の世界は一昔前はオッサン…というイメージでしたが、飲みやすい吟醸香が強い日本酒などが多く出てきたことから、若い女性も楽しめるお酒として認識され始めました。

まぁ、全体的な売上は減少傾向にありますし、昔のような謳歌を得ることはもう不可能だといわれていますが、それでも少しは若い女性が日本酒に興味を持ってくれたことは確かです。しかし、しかしです。

それでもまだまだ日本酒は怖い、というイメージを持っている方が少なくありません。

特に、女子大生などハリボテたちの大好物の女性たちは、日本酒を知っている人が怖くて声をかけられない…と言っています。

要するに、“か!これだから素人は…。何が澪だよ!ゲロマズな日本酒をお前らが好むから、文化が廃れるんだよば〜ろ〜!”といったところでしょう。しかし、このオッサンたちが日本酒の文化を崩し、壊していることは間違いありませんね。気がついていないわけです。

●競馬も一緒である

競馬についても同じことがいえるのではないか、とハリボテは思っています。競馬をしている人たちは、ちょっと怖いですね。

ブログなどを見ていてもわかりますが、プロではないのに玄人な雰囲気を出している方など、下手に予想をその方にいうことはできません。

本当に素晴らしい方は、相手が素人であってもわかりやすくデータを伝えてくれ、一緒に予想してくれます。こういった優しい人が増えることで、若い子たちも競馬の楽しさに気付き、そこからソロ活動として羽ばたくことができるのです。

それが、どうでしょうか…。あのクソったれ!という感じの雰囲気。あれでは、ちょっと近寄り難いですし、怖い印象になって競馬からどんどん若い人が離れてしまうのではないでしょうか。

●みんなができるギャンブルだから?

さて、少し話しがズレますがいいでしょうか?日本酒の時にたっぷりズレましたが、さらにです。なぜ、競馬となるとここまで威張る人たちがいるのでしょうか。

別に、自分なりに自由に楽しめばよいと思いませんか?誰も起こるわけではありませんし、気軽に競馬で儲けたい…と思って遊べば全ては解決です。なぜなのでしょうか。

その理由のひとつが、“誰でもわかるから”ですね。例えば、M-1グランプリを例に挙げてみましょうか。見てないという方も多いと思いますが、簡単にいうと一年に一度だけ行なわれるブレイクするための漫才トーナメントです。

優勝者はもちろん、決勝まで残ることができたコンビはガッツリと仕事が増え、スターダムへの道を歩むことができる…ということになっています。

かなりの緊張感の中で放映されるため、見ている方も固唾を飲む…といった印象です。さて、このM-1グランプリの放映が終わると大抵の場合、いろいろな議論がわき起こります。

●皆自分を押し付ける

あれはおもしろかった、あれは自分的にはつまらなかった、俺は最下位だったアイツがあえていい…など、持論を展開してぶつかり合います。

それ自体はどうぞご自由に…という感じなのですが、その裏に隠れているのが“お笑いは誰もが理解できるジャンルであり、専門家でなくても自由に発言することができる”という側面があるからです。

例えば、ロシアの北方領土の問題について議論する場合、かなり専門的な知識がないといけません。

日本が可哀想とか、もともとロシアのやり口が気に入られない…など、あまり知識がない方は感情論で押し込めるので専門家とは相手になりません。というか、議論が難し過ぎてわけわかめ。

わからないなら、口だしはやめておこう…ただ、自分はこう思っているよ…という人が増えるだけです。

一方、お笑いの場合は専門家といわれる人たちもいるわけですが、視聴者が好きなようにディスることができます。それを相手に押し付けたっていいでしょう。お前アレが好きなの?は?だからお笑いわかってないヤツは嫌なんだよな…と、素人が素人に向かっていえる世界なわけです。

競馬に関しても、まさにそれ。素人が素人をディスる雰囲気がプンプンと漂っていることから、なかなかファンがつけられないのです。ハリボテはこの状況を悲観しています。

●勝手に楽しませれば良いのでは?

そもそも、競馬をする以上、金を賭けるのは自分です。なので、勝手にやってもらうのが一番です。

そこにいちゃもんをつけるのはおかしく、明らかに自分だけの世界でやらせていればいいのです。そして、知識があまりない方だったら教えてあげる。それだけの世界、優しい世界でいいのです。人生は紙飛行機ですよ。

意味不明ですが、ハリボテは思います。知らない人には優しく、自分に厳しく。競馬を通じて、人間性も高められるような人間として君臨していきたいですね。