競馬ファンの皆さん。
一体、どんなことを仲間と話していますか?
僕、ハリボテは競馬仲間とは大抵の場合、どれだけ変なオッサンたちがいたか…という話で盛り上がるわけですが、おそらくちゃんとした競馬ファンの方々であれば、「どの馬が強いか」ということを軸に、マイ予想を皆で語り尽くしているのではないでしょうか。
しかし、いつも思うのですが競馬ファンというのは本当に話が好きだなぁ、と思います。そして、人の話をよい意味で聞かないな…と思います。その理由についてお伝えします。
●予想サイトばかり
競馬ブログをチェックしていると、基本的に予想サイトが多く出てきます。当然です、競馬はギャンブルですので予想サイトが無かったらおかしな話ですよね。
さらに、競馬系のニュースをまとめているアプリを見ても、大抵は週末に行なわれるとか、一ヶ月後に迫ったG1レースについての予想などがメインです。要するに、予想が競馬の中でもっとも人気があり、需要が高い情報のひとつである…ということがわかります。
しかし、中には記者さんが思った雑感だったり、取材を通して見えてきた競馬界の今など…そういった真面目なものもあるようです。とはいえ、9割は予想。とはいえ、この予想は誰が見ているのでしょうか?
●素人が語る?
競馬というギャンブルがおもしろいのは、こういった予想サイトが多いことです。さらに、競馬ファンが集まるような居酒屋に行くと大抵は競馬の予想の話です。負けたことを延々と愚痴っている…という人は少ないようです。
パチンコをする人たちは、逆に負けたことを常に根に持っているようでその文句を一晩中言い続けます。逆に、勝ったことはいいません。そんなものを聞いて、誰が喜ぶか…ということをよく知っていますからね。(近頃のユーチューバーや子どもは知りませんが…)
とりあえず、競馬ファンの会話の中心は予想。予想なのです。しかし、前述したように友達同士、仲間同士であればまだ話を聞けますが、わざわざ予想サイト(個人ブログ)までチェックをして予想を聞きにいく…という方はいるのでしょうか。
大きなサイトや新聞、雑誌、予想家、予想サイトであれば別ですが素人のサイトです。これ、なかなかおもしろいですよね。だって、ただの競馬好きが、これだけプロが予想している情報が溢れているのにあれだけ語るのですから…。
●投げっぱなしジャーマン!
要するに、競馬ファンの話というのは投げっぱなしジャーマンが成立する話…ということです。例えば、有名情報誌にG1レースの展望がじっくりと記載されていたとしましょう。
さらに、記者さんが厩舎や騎手にインタビューを敢行し、その足でガチの情報を取ってきます。そして、予想するのもプロたち。まさに、プロの仕事といえるでしょう。
しかし、ただ競馬場に足を箱でいるだけのハリボテのような素人であっても、ガチでサイト内で予想を立てます。競馬は、一応ギャンブルですのでレースが終わるまで真実はわかりません。
つまり、学問ではないのですね。こういった場合、予想などは誰でも立てることができます。株式と一緒で、統計学とはいえ答えが見えていないわけですから、学問というには厳し過ぎます。要するに、皆が投げっぱなしジャーマン可能ということです。
●優しい世界でもある
例えば、これを見ているアナタ。アナタは初心者かどうか不明ですが、恐らく狙っているレースがあり、その予想に一家言もっているかもしれません。それについて誰も怒ることはありせん。むしろ、お前はそういった予想かい?というくらいのものです。もちろん競馬ファンには競馬ブログを書いているような人だけでなく、たまに遊ぶだけの人などもいるでしょう。でも、そんな人たちでも予想をします。
自分の予想を信じている方は自分しか信じません、または初心者であればプロの予想を信じるということでしょう。
そうなると、素人ブログでガチ予想をしている人など、誰が見ているのか…ということになります。皆、その予想を参考にすることはないだろうし、自分の予想と違っていたらビックリする程度。
それでも、そういったブログを応援する人がいたり、なぜか継続して何年も続いていたりするわけですよね。なんか、競馬って優しい世界ではないでしょうか?謎ですよね、何の意味もないことを放言し続けている僕のような人でも受け入れてくれるのですから…。
●こんな不思議な世界はない!
ギャンブルはデータでもありますが、ほとんど運に左右されているといってもいいでしょう。
全国の競馬ファンから針のむしろにされるようなプロの予想家たちでも、回収率が下回ることがあります。そこで大勝ちしていたら、長者番付の上位10名は競馬予想家がいないとおかしい話ですからね。そして、素人の方が儲けている可能性だってあります。
これは、本当に不思議な世界です。あんまり、難しい事を考えないバカなハリボテですが、今日はちょっとそんなことを思ってしまいました。素人とプロの境界線がない世界。それが、競馬なのかもしれませんね。