身長151cm、体重42.7kg。これでわかった人はハリボテどころではないマニアックな視点の持ち主でしょう。その答えは、スーパールーキーとして話題となった松若風馬騎手です。

松若風馬といえば、ルーキーだった頃に40勝を挙げたことで話題となり、さらにそれからもジンクスを見せずにがんがん勝ちを挙げていた騎手です。しかし、そんな彼にもいろいろなトラブルがあったようで、世間にとある人間が明るみに…。まぁ、競馬って大変ですね。

悪口が多くなる?

競馬ブログをこそこそ書いているハリボテです。競馬ネタを書いている方も多くいるわけですが、悪口を書く方が多い印象です。

実際、悪口…というか苦言的な内容を書くことがハリボテも多いわけですが、それだけ競馬という競技はとても複雑かつ繊細な内容だからでしょう。無観客開催となっていた競馬ですが、そのおかげで騎手の怒号が聞こえたり、誰かが誰かを怒っている…というシーンや声などもわかるようになり、厳しい世界であることが明るみになってしまいました。

競馬の騎手というとかなり儲けている印象ですが、その中身はかなり大変。苦労に苦労を重ねた上に、まだ戦い続けているわけですから大変です。

戸田博文調教師

さて、冒頭でお伝えした松若風馬騎手。おそらく競馬ファンであれば、あの暴行事件に巻き込まれていたことをご存知でしょう。この事件が明るみになったのは昨年2019年のこと。

東京競馬場で開催された2R・2歳未勝利(芝2000m)に松若風馬騎手がアスターファゴット騎乗したわけですが、なぜか暴走状態に。結果的、スパニッシュアートという馬に妨害行為をしてしまったそうで大変なことになったそうです。

しかし、これは馬のクセでありそれをどうにか騎手が抑えていた…ということで関係者は理解するのですが、このスパニッシュアートを管理している調教師がゴミでした…。

あの、悪名高き戸田博文調教師だったのです。戸田博文調教師といえば、スタッフはおろか、関係者問わずがっつりとパワハラを起こす問題おじさんなわけですが、当然自分のところが管理する馬が妨害したとなれば大激怒。

その馬を管理する厩舎に文句を言いにいったと思いきや…なんと松若風馬騎手にガチ蹴り!謝罪がない、ということで暴行を加えたのは本当に驚きでしかありません。二度言いますが、これは基本的に馬のクセ。松若風馬騎手は、まだ頑張った方でしょう!

悪事が明るみに

さて、この戸田博文調教師の蛮行。JRAが見過ごすわけがありません。結果的に罰金20万円を支払わせるという罰則を下します。しかし、この戸田博文調教師の処分。明るみにしっかりと出てしまったことで、ほこりがたっぷりと出てきたようです。

トレーニングセンターの労働組合のビラなどにも、戸田博文調教師の蛮行がイニシャルで多く報告されていたり、スタッフを怒鳴る、手をあげる…もう、どうしようもないゴミ野郎として業界ではとにかく有名だった人物だったそうです。

2020年の1月、免許更新の時も免許剥奪危機だったといわれており、事情聴取されたとのこと。戸田博文調教師の免許剥奪は期待されていたものの、調教している馬が活躍している部分もあり免許継続。まぁ、実力主義の世界ですからね、相当なことが無い限りは難しいでしょう。

松若風馬騎手の珍レース

とにかく、悪くもよくも大きな話題となった松若風馬騎手。あれだけの才能を持っている選手ですらコントロールできないわけですから、馬というのは恐ろしいものです。

とはいえ、こういった事件にめげず、どんどん努力してほしいところです。今松若風馬騎手はどのような活躍をしているのか追ってみたところ、路線を変更させたのか、おかしな活躍の仕方をしていることがわかりました。

とある日に行われた中京でのレース。なんと、松若風馬騎手が騎乗している途中に鞭が後ろに吹っ飛んでいってしまったのだとか。

鞭は、馬をしっかりとスピーディに走らせるための必須アイテム。それがなくなったら、もう後は手綱でどうにか走るしかありません。しかし、松若風馬騎手。彼は才能が違います。なんと、素手で馬体をたたきまくって鞭の替わりにしていたのだそうです。

結果、あまり効果はなく7着。さらに、自分の手が赤く腫れただけ…という伝説的な終わり方をしたのです。やはり、あの鬼調教師の一件が彼を違う方向に目覚めさせたのかもしれません。変態…いや、競馬は体当たりで魂でぶつかっていく。これを、もしかしたら学んでしまったのかもしれません…。

いろいろあるが…

とにかく、最後の松若風馬騎手の素手作戦はどちらでもいいのですが、暴力だけはいけません。身内の統率がとれていなければ、我々のようなお客さんを楽しませるなんてできませんからね。競馬の世界も、相撲界と一緒で風通しが悪いのかもしれませんね。とにかく、今は一致団系する時期。バカなことをせず、しっかりと前を向ける行為で我々を勇気づけてほしいところです!