競馬には、JRAだけでなく地方競馬というジャンルも存在しています。そういった意味でも、中央競馬だけでなく地方競馬ファンという方もいるのではないでしょうか。ちなみに、ハリボテも地方競馬が大好き。
よく、水道橋のオフトでおっさんたちにまみれて馬券を購入していたものです。さて、JRA同様に地方競馬も競馬ファン以外を取り込もうという努力を続けています。JRAもきっと参考になると思うので、ぜひチェックしてみくてださい!
●競馬で健康?
競馬と健康。まぁ、乗馬であれば健康的なイメージがわくでしょうが、競馬はギャンブルですから健康になる…というイメージはないでしょう。逆に、もくもくとタバコの煙の中でペンを口に加え、しかめっ面で騎手たちに罵声を浴びせる…。どこからどうみても不健康。キングオブ不健康といっても過言ではない遊びのひとつではないでしょうか。
さて、2020年の2月中旬。地方競馬の中で最も中央競馬に近いレベルで知られている大井競馬場でおもしろイベントが開催されていました。それが、競馬で健康になろう!という謎のイベントです。
前述したように、誰もが不健康というイメージをもつ競馬と健康を結びつけるというところが斬新です。しかし、一体どんな内容だったのでしょうか…。
●まさかのネタ!
まず、この企画は冬場は運動をしないことから体がなまってしまうだろう…というのが前提のコンセプト。しかし、歩きましょう!といっても、なかなか普段歩いている道を歩くのは億劫なもの。
ましてや、わざわざ大きな公園にいって歩くなど、普段運動をしていない人からしてみればカリフォルニア州にチャリで行く…というほどの腰の重たさです。しかし、競馬ファンであればどんなに疲れていても競馬場に足が向くはず。そういった競馬ファンの心理を利用したのが、この大井競馬場の健康企画です。
大井競馬場はナイターレースで有名ですが、3月までは東京シティ競馬(大井競馬場)が昼間開催となります。そのため、その期間にあわせて競馬場内をうろうろと歩き回ることができるスタンプラリーネタを突っ込んできたのです。
たしかに、競馬場なら人が訪れますしスタンプラリーだとコンプリートしたくなるので、おじいさんもうろうろするでしょう。さらに、その内容も細かく規定されていてゲーム感満載。JRAの競馬場でもセルフスタンプラリーをしてみると、かなり足腰が鍛えられるかもしれません。
●健康の目安!
パドックで予想をしてからスタンドに馬券を購入。さらに、ゴール前まで歩いていって観戦。これを30分繰り返していると、なんと驚きの3000歩となるのだとか。もちろん、自宅から歩いて鉄道を使っているのであればプラス数千歩。これは、相当な運動になりますねえ。
ちなみに、一日の歩数として厚生労働省が策定する65歳以上の目標値が約7000歩だそうですので、これを達成できる可能性が高まります。というか、65歳の目標値にも我々達していないのはヤバいですよね、歩かないと…。
さらに、レースで予想をすることは脳の活性化にも役立つ上に叫んでストレス解消、馬のかわいらしい姿は癒し効果ももたらすとのこと。まさに、いいこと尽くめといえるのが競馬場での観戦なわけです。さて、スタンプラリーはどこいった?という感じですね。
すみません。まず、一日の開催で2個ずつスタンプを押してもらえるようで、最大4回の開催だったことから8つのスタンプをもらうことができたよう。もちろん、スタンプを押してもらうオンリーではなく抽選でカタログギフトなどもゲット可能。競馬ファンにはたまらない健康企画となっていたのです。
●ヘルシー料理?
さて、この大井競馬場の企画はスタンプラリーだけでは終わりません。なんと、なぜか食生活改善や弁当を食べるイベントも企画されていたというのです。その食生活アドバイザーは、管理栄養士・河合彰子さん。
あの、日本オリンピック委員会強化スタッフの方から、酒と油物ばかりを摂取している競馬ファンに健康指南があったというのですから…驚きです。また、そういった健康ネタを含めた弁当なのかなぁ…と思っていたら、その弁当のスペックがすごい。騎手食堂で出されているメニューで作った弁当だった…というのです。
つまり、普段ジョッキーたちが食しているメニューを体験できたわけですから、競馬ファンにはたまりらないネタとなっていたわけです。まぁ、ハリボテなどは食べることと飲むことが大好き。
ジョッキーも大好きですので、こういった企画はぜひ参加したかったです。ちなみに、お茶と弁当がついて参加費は500円。は!?凄すぎるぜえ!
●JRAもどんどんやってほしい!
大井競馬場の健康企画。
これは、JRAも早速パクってほしいと思える企画ですよね。とくに弁当なんかは面白い。個人的には、競馬場で飲み会をする場合に楽しくできる方法…なんてことをしてくれるとマンモスうれぴー!という感じです。まぁ、健康からはほど遠いですが…。
とにかく、今年いろいろありましたし健康第一ということは、多くの方が感じている部分だと思います。人生100年時代!競馬を楽しみながら、健康的な生活をすることも留意していきましょう!