特に意識していないG1レースで賭ける際、オッズを見ながら、どんな騎手が騎乗するのかを確認してから馬券を購入することに決めています。その理由はシンプルで、G1レベルになれば騎手でだいぶわかってくるからです。(とはいえ、外れます)

さて、ハリボテがかなりお金を払っている騎手が、デムーロやルメールといった外国人騎手。技術力はもちろん、その人柄の良さで日本にも数多くのファンがいます。しかし、一部の外国人騎手の横暴が注目されています。

●外国のラフプレーが問題?

さて、とある記事によるとこういった外国人騎手のラフプレーを問題にあげた方がよいと意見しています。たしかに、日本のやり方と外国のやり方は違いますし、ここは日本ですので日本ルールで勝負しなければいけません。

とあるレースでスワーヴリチャードにデムーロ騎手が騎乗した際、かなり斜行をした騎乗をしていたことでほかの馬が迷惑被った事件は記憶に新しいところ。どうやらデムーロ騎手は得意技として肘打ちを行っていることが多く、人によってはあまり感心しない騎乗プレイを行っているようなのです。

サッカーなどを見ていてもわかりますが、海外でのスポーツは格闘技と一緒ともいわれています。勝てば天国、負ければ地獄。こういった条件でしのぎを削ってるわけですから、確かにラフプレーが多くなるのも仕方が無いのかもしれません。

●ヴァンサン・シュミノー

さて、そんな外国人騎手の中でも近頃、がっつりと評判を落としたのがヴァンサン・シュミノーという騎手。いや、ある意味ではかなり期待されていたのですが…短期免許の外国人として招聘されにくい状況にあるのかもしれません。

ヴァンサン・シュミノーは、短期免許で2016年にやってきた騎手であり、ノーザンファーム系の馬で6勝を挙げたいったという大物騎手。

もともと障害騎手としてキャリアをスタートしたものの、腕の良さから2014年から平地デビュー。なんと、翌年にはジョッケクルブ賞(フランスダービー)を制覇。2017年には、仏リーディング26位ということで、今後が期待されている騎手として話題となりました。

さて、そんなヴァンサン・シュミノー。これだけの成績、さらに活躍をしてくれたわけですからさぞかしヴァンサン・シュミノーは人気…と思いきや、それは幻。だいぶ、評判は良くなかったといいます。

●お調子乗り男

ヴァンサン・シュミノー騎手。前述したように、だいぶ評判が悪かったようです。

まず、プライドが高すぎることから常に仏頂面。フランス(仏)だけに…というのは言わせませんが、とにかく態度が悪く有名な調教師にも意見するなどやりたい放題。さらに、調教だったりさまざまな練習を無視して東京観光にうつつを抜かすなど日本的なやり方とは真逆の行為が批判を招いたとか…。

今後、日本にやってくることはないでしょう…。いや、やってきてもこの評判からあまりよい仕事が回ってこない…ということもあるかもしれませんね。

●アンドレア・アッゼニ

さらに、強烈なキャラクターを放ちまくって悪評を獲得した外国人騎手も。アンドレア・アッゼニ騎手は、ドイツ競馬でかなり活躍した選手である日本にやってきて活躍をしたことで知られている騎手。

この騎手も、将来が期待されている騎手なようですが横暴すぎてどうしようもない…ということ。デイリー杯2歳Sを制したことでも話題になったのですが、落馬したことでブチ切れたという報道が話題になりました。

なんと、レヴァンテライオンという馬に京都10Rで騎乗していたのですが落馬。その落馬したことに大変ご立腹なようで、もう乗りたくねえ…とだだをこねてしまったのだそうです。

さらにそれだけで終われば良かったものの、短期免許期間が残っているにも関わらず帰国!とにかく、よい馬に乗れなかったことに腹をたててさようなら…ということだったのだそうです。アンドレア・アッゼニさんは誰もくることはないでしょう。

●外国人騎手たちの運命は!?

アンドレア・アッゼニだったり、ヴァンサン・シュミノーなどは特別な存在かもしれません。

ミシェル騎手に関してもラフプレーをしているわけではありませんし、日本が大好きということで涙を流しながらフランスへ戻っていきました。

デムーロやルメールなどそういった騎手に文句を言っても、なんだかんだで大金を稼がせてもらっている方は多いことでしょう。そういった意味からも、海外騎手たちは嫌われることはないはず…。ただし、特別な騎手以外はなかなか定着していかないというのは、この国の競馬のあり方が合わないのかもしれません。

アンドレア・アッゼニも、日本は気持ち悪いと思っているでしょう。しかし、心の奥底では思っているはずです。「ぼくをもっとリスペクトしてくれていれば…。この国の競馬は変わった」と。

まぁ、そもそも文化が違いますから難しい部分もあるでしょう。とはいえ、外国人騎手が活躍しやすいルールを造るのか否か、それも難しい問題です。グローバルな時代です。ぜひ、海外の騎手のプレーも受け入れながら柔軟に競馬界を盛り上げてもらってほしいですね。