ハ、ハ、ハ~のハリボテ君。何かこんなCMあったような気がしますね。
まぁ、いいでしょう。私は競馬初心者ですので日々それについて勉強をしているのですが、近頃気になる用語をみつけたのでここで解説したいと思います。
それが、「複勝転がし」。詳しい人は詳しいと思いますが、初心者はなんのことかわからないと思います。ここでは、複勝転がしについて考えていきたいと思います。
複勝転がしってなんだ?
ハリボテも大好きな複勝。これは、1着を当てるのではなく1着、2着、3着に入る馬を当てるユニークな馬券で、馬券の中でももっとも的中率が高いといっても過言ではない馬券です。
10頭のレースで10頭分複勝を購入しておけば確実に3枚的中馬券が出ることになるので、まぁ本当に初心者の方は「払い戻し」という体験をするにはもってこいの馬券になっているのではないでしょうか。
さて、そんな複勝。今回は、複勝転がしというテーマでやっています。
複勝転がしとは、レースで繰り返し複勝を購入して資金をがっつりと増やしていくこと。
要するに、雪だるま式に資金を増やしていくことで回収率を上げていこうというテクニックになっているようです。
とりあえず軍資金となるからいい?
例えば、1000円を握り締めて複勝転がしをしたとしましょう。
最初、300円を上手に狙いを定めて1着、2着、3着を複勝で当てたとしましょう。
大抵、複勝は配当率がかなり低いため300円が400円になってもどってくるとかそんなレベルかもしれません。とはいえ、とりあえず稼いだには稼ぎましたし次のレースでまだまだ勝負できます。
レースで勝ったお金を次のレースに投入することを転がしと呼んでいるそうですが、その複勝版が複勝転がしということです。複勝であれば勝てる確立が高まりますし、まぁ大きな儲けは期待できませんが競馬自体を楽しむことはできるかもしれませんね。
実は難易度はド級?
複勝転がし。
初心者にとってはかなり魅力的な転がしではありますが、プロたちからいわせてみればかなり難しい賭けといわれています。奇跡が起きたとしても4レース程度が限界ではないか、という方もいるようです。
その理由としては、前述したように複勝は配当率がかなり低いことがあげられます。配当率が低いということは、当たったには当たったけれどどんどん軍資金が減っていってしまう…ということになるわけです。
500円を上手に分散して複勝を取ったとしても倍率が低過ぎることから300円しか戻ってこない、ということがあります。
これが、馬連や単勝だったら奇跡的に10倍の馬が勝ち、500円のうち100円を賭けたとしたら回収成功となります。
しかし、複勝で10倍というのは結構な数字であり間違いなく勝負の域の達している中穴馬券です。複勝転がしで成功する人なんて存在するのでしょうか。
成功例はあるの?
しかし、複勝転がしで大穴を狙う人であればもしかしたら奇跡が起こるかもしれません。例えば、4000円を超える複勝も多くレースによっては発生します。
もし、ここでそのお金を次に賭けた時に1000円を超える確立で勝てたとしたら倍々ゲームになっていき、数万円の稼ぎができる可能性も示唆されています。ただし、これは大穴狙いで毎レース大穴が出ている…という場合ですね。
穴になるだろうとレースを見極めて一日中勝負できる人であればいいですが、通常忙しい人はなかなかそんなバカなことはできません。業者くらいでしょう。
転がし自体必要か?
複勝転がしをはじめ、この転がしには厳しいルールが定められています。
それが、1度でもレースで負けてしまったらその時点で転がしは終わる…ということです。
別に法律で決められているわけでもないですし、ただ競馬ファンの中で勝手に定められたるルールですのでどうでもいいのですが、勝ち続けることができているオレ!ということが大切な勝負方法となっているようです。
言葉だけで「おれは、複勝転がしを5レース成功させた」というのはいいですが、競馬に詳しい人であれば間違いなく証拠を見せろといってきます。
何ともレベルが低い世界の争いではありますが、そのくらい複勝転がしは厳しい世界で戦っている者の遊びなのです。仮に、あなたが複勝転がしをする場合、遊びでやるか勝つためにするかしっかりと考えていた方がいいかもしれません。
例えば、「今日は予定ないし、5000円で何レース転がせるが遊んでみっか」という感じです。最終的には負けます。しかし、この5000円をどこまで活用して転がせるか運を楽しむのです。
もし、5,000円を1万円にすることを目標にするのであればデータをしっかりと取ったり予想家たちの意見をまとめて「確実に勝てる」レースを選択して複勝転がしを行なっていくことです。遊んではいけません。
全てのレースが命がけです。まぁ、複勝転がしは当たる確立は高いですが儲けるには難しい馬券のひとつです。ぜひ、気合いを入れて勝負してみてはいかがでしょうか。