競馬予想が面白い理由。それは、なかなか勝つことができないからだと思っています。
競馬予想がもし簡単なことだった場合、誰も競馬を愛することはないでしょう。騎手と競走馬のドラマ、そこに我々が夢が乗るわけですから面白くないはずがありません。
さて、そんな競馬予想ですが難しいものの、長年修行していれば当てられるようになるのでしょうか?ここでは、競馬と修行の関係性について考えてみたいと思います。
●何事も修行だが…
日本はもちろん、海外でも職人級のレベルで技術をつけたい場合は修行しなければいけません。
日本などは弟子制度が一般化していますし、厳しい名店や匠の弟子になったら数年は掃除だけ…なんて日も珍しくはありません。例えば、寿司職人について考えましょう。
10年銀座の名店で修行を積んだ主人が自分の店を開店させた…という人。YouTubeで見よう見まねに寿司の握り方を覚えた、自称大食いYouTubeの始めた寿司屋。同じネタを使っていれば素人目にはわかりませんが、それでも前者に通いたくなるでしょう。
前者は良いネタを安く仕入れる伝手を持っている上に、仕事をします。とはいえ、寿司のようなものは鮮度などが命。
YouTubeがとてもオシャレな人で皿や包丁さばきにこだわっていた場合、それっぽく見えるので人気が出るかもしれませんね。
とはいえ世間がおそらく後者を許さず、こだわりもないのでいずれ潰れてしまうことでしょう。
●競馬は修行なのか?
さて、競馬予想はそうなると修行が必要になってくるのでしょうか。もちろん、騎手としてのテクニックや厩舎の人、ほか関連の仕事はある程度の修行が必要です。
騎手などはベテランらしさのあるテクニックを持つことが大切といわれていますし、その経歴でG1馬に騎乗できます。
どんなに才能があるといわれている若い騎手であっても信頼がないため、馬主さんから選ばれない…ということがあります。
しかし、競馬予想は話が待った別のベクトルです。だって、予想ですからね…。ビギナーズラックという言葉がありますが、競馬はたまたま偶然に賭けた3連単が当たってしまい、1万円が20万円なることも珍しくありません。
となると修行などはバカらしいという話であり、適当にやっていればそのうち大金を手にできる…ということに落ち着いてしまうかもしれません。
●目に見えない勘
競馬予想に修行はいらない。さて、これは本当でしょうか。適当にYouTubeで競馬予想を見ていれば、予想の仕方も覚えるからそれに従っていればどうにかなる…。
こう思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、競馬予想の場合は修行ではなく…鋭い勘を養うという修行が必要になるかもしれません。
競馬予想を当てるコツなども紹介されていますが、やはり不確定要素の多過ぎるギャンブルであるが故にセオリーがあるようでありません。
競艇のように1号艇が5割の確率で勝つ…というのもありませんからね。
そうなると、もはや勘しかありません。この勘はやはりYouTubeなんか予想を勉強したりするだけでは養うことはできません。もはや、回数しかありません。しかし、その予想の仕方にも問題があります。
●勘を養うには?
ハリボテがこのブログを書いている頃は、まだまだコロナ禍の頃。
そのため、競馬場にはいけません。しかし、本当に競馬を当てるような勘を養うためには競馬場に通う…。これを続ける必要性があります。
そしてパドックから天気、騎手との相性などいろいろと考えながら予想をしまくるのです。ある意味で修行かもしれませんね。
わざわざ現場で経験を積むわけですから。まず、競馬予想は肌で覚えていく必要があります。こんな感じの日には、こんな馬が来るな…。前予想なども加味しながら競馬と対峙すると、意外なことに回収率を高めることができるのです。
事実、ハリボテの友人に競馬でだいぶ稼いでいるというおっちゃんがいたのですが、彼はなかなかなものでした。
数十年前になりますが、一緒に日本ダービーを見に行ったときにパドックを見たり、新聞を見たり、自分なりの予想をし我々にもいろいろと教えてくれました。
その時は一番人気の馬ではなかったのですが、そのおっちゃんは見事的中。30万円ほど当てたから、1万をくれて「これでご飯でも食べてかえりなさい」といわれたことを思い出します。
府中にある渋い定食屋でしたね、レバニラうまかった…。あのおっちゃんは勘を大切にしていると言っていました。
これは、YouTubeなんかで養えるものではありません。まさに、修行から得ることができたのであろう、技術でしたね。
●修行はしておくべき!
村上龍という作家が趣味をやるなら死ぬ気でやれ!言っていました。
中途半端にやるくらいだったら趣味ではない。趣味は本気でやるから、趣味なのだということです。たしかに競馬はお金を賭けていますから趣味の中では、本気でやるべき類いのものです。
競馬予想は軽んじられる傾向にありますが、修行が必要な職人レベルの趣味です。ぜひ、皆さんも競馬予想に力をガチで入れてみてくださいね。