鏡を見る度にぶっ壊したくなるブサイクフェイスのハリボテです。
さて、伝家の宝刀自虐ネタでスタートした今コラムですが、初心者にとって難しい馬券についていろいろと質問を受けるようになりました。
例えば、ボックスとながしはどちらが正解なのか…ということなどです。
確かに、どちらも当たる可能性が高い便利な買い方ですので魅力的ですが初心者にとってどちらを選ぶべきか…というのは重要な問題ですよね。ここでは、ボックスとながしについて考えます。
ボックスって何!?
競馬初心者にとってボックス買いはおすすめの買い方です。
ボックス買いとは組み合せのある馬券式別となっており、選択した馬や枠の組み合せを全て同じ金額で購入するとものです。
例えば、馬連で1~4番の馬をボックス買いした場合は、1-2、1-3、1-4、2-3、2-4、3-4といった組み合せとなります。買い目が増えるため当然ですが的中率は高くなります。
ほか、馬単や3連複、3連単などいろいろな買い方があります。少々複雑で難しいのですが、一度とりあえずボックス買いで勝負してみれば理解できる可能性があるのでチェックしてみましょう。
ながしとは?
さて、ながしはボックスに比べてもかなりシンプルなので初心者でも分かりやすい買い方かもしれません。
ながしというとギターを担いでゴールデン街を練り歩く作業のようなイメージですが、こちらいうながしは全くそれとは別。
まず、軸となる馬を決めてそこから数頭を相手にしていろいろな馬券を購入するというやり方です。例えば、馬連で勝負したい時に1番の馬を軸に添えたとしましょう。
そして、相手は2~5番です。こうなると、買い目は1-2、1-3、1-4、1-5という感じになります。まぁ、とても単純ですね。逆におもしろいのが二着流しというもの。
当然、馬単であれば軸馬が2着でもいいわけですから、そういったところも狙えるわけです。おもしろいですよね。ちなみに、3連単の場合は1着と2着を軸にして三着を流すというやり方もできます。単純ながら奥が深い。これが、ながしという買い方ですね。
ボックスを買うべきレース
さて、ボックスとながしのどちらが優れているのか…という問いは正直難しい部分があります。それはレースによって向いている買い方があるからです。
たとえば、有力馬が数頭絞ることができるが絶対に勝つだろうという馬がいないレースです。特に前情報をガッツリ仕入れていないレースなどはボックス買いの方が当てやすい傾向にあるかもしれません。
とにかく自分が、“これらなら問題ないだろう”という馬を適当にボックスにぶち込めば的中させられる初心者向きの買い方ともいえます。
とはいえ、買い目が増えてしまう分、ただ散財しただけ…という感じで回収できずレースが終わってしまうこともあります。
回収率について考えると少し微妙な馬券の買い方かもしれませんね。
ながしを買うべきレースは?
では、流しを買うべきレースというのはどんなものなのでしょうか。
これは、確実に軸馬が決められるというレースです。この馬は間違いない、勝つ。こういったシンプルなレース展開がわかっていながらも相手の馬が拮抗している場合はながしに限るでしょう。
とはいえ、中には一着ではなく2着や3着には入りそうだ…ということであれば、三連複や馬単、2着ながしという手段をとった方がいいかもしれません。
とはいえ、軸馬と相手が確実に決まっているのであれば散財を防ぐために、シンプルに勝負した方がよいかもしれません。
結局どっちがいい?
基本的に、ながしもボックスも決めきれない…けれど勝負はしたいという時の手段として活用したい馬券です。仮に、“もう決まっている。
オレの心はこの馬から離れることはないであろう”ということであればガッツリ単勝や馬連、3連単という戦い方がいいでしょう。
さて、ながしやボックスという買い方ですが、競馬歴が長い方の場合はあまりボックスという買い方をしないとされています。
その理由として、確実にデータ予想をしていることから、軸馬を決める能力があるからです。ボックスは確かに便利な買い方ではありますがあまりにも買い目が多いため、大した金額の倍率ではない場合は赤字となります。
俗にいう、「ガミる」というやつですね。ボックスという買い方がダメなわけではありませんが、5頭出走のレースの一着を当てる際に全てに同金額賭けて当たってもおもしろくないのと一緒で、ボックスで当たっても感動は薄いのかもしれません。
買い目を減らす
ボックス、流し、どちらの買い方も好きなようにすればいいと思います。
しかし、競馬を楽しむためにはやはり回収率を上げて黒字を目指すべきだとハリボテは考えています。つまり、「当てる」という部分にフューチャーするのではなく、「買い目を減らす」ということに集中してもいいのかもしれませんね。
まぁエラそうなことをつぶやいていますが、結局ハリボテは今日もボロ負けです。何ともいえない切ない日々。誰か、僕を沼から救ってくださいよ!