いろいろと面白ニュースが世間を騒がせています。

ハリボテはそういった謎のニュースが大好きなのですが、やはり競馬ネタというのはたまに全国ニュースに取り上げられるので嬉しいですね。さて、中央競馬のネタがメインのブログではありますが、今回は地方競馬についてお伝えします。

そして、ひとつハリボテがもの申したいこともプラスするのでぜひお読みいただけると幸いです!

●金沢競馬場での怪

今回の主役は金沢競馬場。石川県金沢市八田町西にある地方競馬の競馬場として知られており、廃人寸前のウィンズおやじたちにも人気が高い場所です。

さて、そんな金沢競馬場。何がそんなに面白いことが起こったというのでしょうか。それが…猿が乱入してレースがストップしてしまった…という珍事なのです!

これは、さすがに笑ってしまいますよね。

●熊におびえていた

近頃、ニュースで熊が出没する…というものを目にすることが増えました。北海道に多く見られているようですが、どうやら近頃では本州でも熊がぼちぼち現れてきたことで住民は戦々恐々としていると聞きます。

さて、そんな金沢競馬場の周辺も熊が出没していたそうで、まさか競馬場に…という噂もあったとかなかったとか。

これはいかんなぁ…と思っていた矢先、まさかの猿が競馬場に乱入してしまい、ストップしてしまったというのです。まさかの猿ごときで…と思いますが野生の猿は危険。獰猛ですからね。

●案外大事

金沢競馬場に出没した猿。猿なんてほおっておけばいいだろう?と、思う人も多いと思うのですが、そんな単純でシンプルな話ではありません。

ニュースの写真を見てみると猿がぶれっぶれになっているのですが、要するにトップSPEEDで走り抜けている…ということになります。

ニュースによると。12日午前7時半ごろに金沢競馬場にフェェンスを超えて侵入していた…という目撃情報が相次いでいます。

中に入った猿はあちこち、凄まじい勢いで大暴れ。もし、お客さまを入場させた時に猿がその人に飛びついて大けがでもしたら大変です。

さらに、平日の金沢競馬場に遊びに来る人というのはおじいさんばかりでしょう。猿にやられてそのまま…いや、考えただけでも身震いします!結果、石川県や金沢市の職員が総動員し、警察もあわせて25人が捕獲作業に取りかかります。

そうなれば、とても再会させることはできません。たかが猿1匹の戯れだったものの、案外大事になってしまっていたんですね。

●猿の行方

さて、この騒動。全国ニュースで報じられたわけですが、その後の猿の行方についてはあまり報道されていませんでした。というか、別にそこまでする必要ないっぺさ!ということでしょう。じつは、猿はそのまま逃げ切って山の方へ逃げていったそう。つまり、大人25人で追いかけ回したところ…結果的に捕まらなかったということですね。なかなか猿ってすごいんです。

●前日にも…

さて、猿はそのまま競馬場から出て街へ繰り出していった…という結末ですが、じつは前日にそれらしき猿が夕方競馬場から2キロ離れたところで見つかっています。何をしているのでしょうかね、猿は。

ウロウロ楽しく食料を探していたのかもしれません。金沢市東蚊爪町の橋の上、金沢市今町の花園小学校近くといった感じで目撃されており、競馬場に侵入した猿も同じ個体だと思われるということです。

というか、猿ってのは個体というんですね。

●怒り!

さて、今回金沢競馬場に猿が侵入したことで金沢競馬が止まった…ということではありません。

じつは、場外馬券場が閉鎖しただけでした。つまり、ここで普段購入していたオジさんたちが馬券を購入できなかっただけ…ということになります。今、地方競馬もネットで購入できるようですが、ちょっと微妙。

ましてや、平日から競馬場に赴くようなオジさんたちがネットを利用できるとは思えません。じつはテレビでもこの猿のことを報じていたのですが、インタビューされていた、“いかにも”な風貌のおっさんはこんなことを言っていました。

“ったくよ〜猿のおかげで当たる馬券も当たんねっぺよ〜”と。本当だよなぁ…と思う人もいると思うのですが、なぜこのオヤジは当たるということを確信していたのでしょうか。そもそも競馬は不確定要素が強いギャンブルであり、簡単に予想を立てられるものではありません。

さらに問題なのは、このオヤジは当たるかもしれない…と勝手に勘違いしていたものを猿のせいにしているのです。まだ、子どもや女房、予想家、騎手のせいにするのはわかります。

それでもゴミですが、このオヤジは猿がいたからこそ自分は勝つことができなかった…と言い訳をしているのです。

●猿は関係ない!

ハリボテは動物が大好きです。そのため、猿の悪口だけは許せません。猿だって、猿なりに努力をしていますし、人間のご先祖といっても過言ではない生物です。許せませんね。矛先がおかしくなりましたが、とにかく猿を守りましょうよ。