ハリボテも昔はダビスタをよくやったものです。
競馬好きの皆さんであれば、こういった「競走馬育成系ゲーム」に一度はハマったことがあるのではないでしょうか。実際、まったくの無知な状態で競馬をするのは案外難しいもの。
青年期にダビスタなり競馬ゲームをしていたからこそ、今すんなりとルールが入ってくる…ということもあるのではないでしょうか。
さて、そんな競馬ゲームにおいてハリボテはとんでもないものを見つけてしまいました。そのゲームについてお伝えします。
ステークスウイナー2
〈ステークスウイナー2〉について知っている方がいたら、相当マニアックです。これは、1996年にリリースされた競馬ゲームの第二弾で、対応機種はなんとあのネオジオです。
ネオジオといえば僕はサムライスピリッツがどうしてもしたくて、当時まだ生きていたおじいさんにおねだりして購入してもらいました。
当時の価格でも4万円以上したはずですので、相当バカなことをおじいさんにおねだりしたな…と今では強烈に反省しています。(当然、今はぶっ壊れて実家のどこかで灰以下の存在になって葬られております)
さて、そんなステークスウイナー2ですが、大したゲームではありません。
12頭いる新馬の中から一頭を選び出し、3~5歳自にレースに出まくってG1優勝をめざすというものです。取りわけ特別なルールや内容ではないのですが、なぜか伝説のゲームとして注目されているようです。
今どきのアプリっぽい内容!
ステークスウイナー2が話題になっているのは、今どきのアプリっぽい内容だから…という話もあります。
ダビスタなどの有名競馬ゲームの場合、しっかりと馬を育ててガチというかコンピューターシステムに運を任してレース展開が進められたことを思い出します。
しかし、ステークスウイナー2はレース中にコマンド入力によってなぜか特殊技などが発動され、謎にレースを有利に進められるというバカげた内容となっているのです。
そんなのずるいと思うでしょうが、当然ゲーム自体もそのレベルはわかっており、あまりにもひどいと審議が行なわれ勝利剥奪となることもあるそう。このアプリゲーム的な部分もマニアたちの心を揺さぶるひとつだったのかもしれません。
面白調教!
ステークスウイナー2がおもしろいのは、調教システム中に技を覚えたり、馬自体のパラメーターがわかりやすく上昇するところです。
ダビスタでは特にこれといったメーターなどはなかったので漠然と強くなっているであろう、というところでしたがステークスウイナー2はその辺りがハッキリとわかるので便利です。
そもそも、調教をする場所に技道場なるところがある意味不明さもポイント。
顔ムチ、首押し、モンキー乗り、風車ムチなどなぞの技術を会得できるため、ドSな人にはたまらない内容となっています。
ズル過ぎるアイテムたち!
ステークスウイナー2は、さまざまなアイテムを利用してレースを有利にすすめることができます。
ちなみに、このアイテムはレースで勝利することで賞金を稼げば手に入れることができるもので、まさに近年のアプリ課金の礎といってもいい内容となっています。
さて、このアイテムですがズル過ぎるぜったいにリアルで使えないものが多数用意されています。まず、携帯ニンジン。
競走馬のライフがゼロになってしまっても少し回復するのでレースでふんばることができます。というか、ライフゼロになるとかどういった育て方をしているのか甚だ疑問です…。
次に、エアロスーツ。最高速や加速度がアップするということで騎手が着用できるのですが、勝手にレースでほかの騎手と違う服を身につけてもよいものなのでしょうか。
なかには普通のアイテムもあるのですが、卑怯なことに電気ムチがあるのです。これは、スタート時のダッシュが鋭くなるというアイテムで、確実に動物保護団体からクレームがやってくるアイテムとなっています。
さらにクソなのが見逃券というアイテムで、これはレース中の反則プレイを見逃してくれる秘密のチケットとなっています。これはゲームですからかまいませんが、今の時代表沙汰になったら炎上しそうで恐ろしいですね。
そのほか、しびれ薬やもぐら穴といったスピードダウンしたりするなぞの障害物。スピードアップを狙える羽根なども用意されています。
問題はそのプレミア価格
さて、ここまで読んでくれた方でステークスウイナー2をやりたくなった、という方はいるでしょうか。しかし、このソフトを手に入れるには相当苦労すると思います。
なぜなら、半端ないプレミア価格で売られているからです。例えば、一般的な買取比較サイトでみると買取金額は4万円となっています。
これは平均であり、こんな安値で売る人はいないとすらいわれています。その証拠にヤフオクでは、正規品のステークスウイナー2は18万円で出品されています。いいでしょうか、18万円です。
ほか、25万円で出品している輩もいるようです。銅考えても、クソゲーであることは間違いありませんが伝説のゲームとしてマニアの中では知られているアイテムのようです。
ハリボテは奇跡的に100万円馬券が当たったとしても、ステークスウイナー2は欲しくありません。とはいえ、50万円でも買う人がいる…と思えばチャレンジしたいな…と思わせます。あ、こんなところでも大穴狙い!?やっぱりハリボテはクズ中のクズですなぁ~!