詐欺サイトを撲滅したい。
そういった気概のある方は少なくないでしょう。はい、ハリボテです。ハリボテも間違いなく詐欺サイトを撲滅したい一人ですが、詐欺を働く人たちをどんなに糾弾しても利用者がいなくならない限り、こういったサイトはなくならないと思っているたちです。
そもそも、競馬における詐欺サイトは儲ける気持ちがある方が騙される傾向にあり、本当に儲けられる人は詐欺サイトを利用していません。
さて、あなたはどちらでしょうか?
●詐欺サイトの手口
詐欺サイトの手口は、基本的に極秘の情報を仕入れることができる。
数十万円が数百万円になるのでぜひご購入ください!というものです。もちろん、これは真っ赤の嘘でありシンプルに詐欺。さらに、電話番号を登録に要求してくるところも詐欺ということで立証されているようですのでご注意ください。
さて、詐欺サイトの手口という意味では、あまり昔から変化はありません。あの手この手で詐欺を働き続けている連中は、とくに難しい手法を使って私たちを騙そうとしてはおらずクラシカルスタイルでやっています。
ようは、「お金を利用者から巻き上げる」ということが目的であり、「1万円が100万円なります」という、投資詐欺と近しい商売を今もなお続けているだけなのです。なぜ、騙されてしまうのか…。そこには、日本人というか人類の切ない性が潜んでいるのです。
●ストーリー性に騙される
詐欺サイトに騙される人はバカである。こういった口コミも少なくありませんが、別にこういった人たちは本物のバカではないと思っています。
そもそも、騙された…ということは、騙されるだけのお金があったというわけですので、仕事をそれなりにできる人たちということが考えられます。もし、本当のバカだったら仕事に従事することはできず、詐欺サイトにお金を渡すことはできません。
さらに、詐欺サイトに大金を騙しとられている方たちは案外高収入であり、ウインズにいる、“どこの住んでんの?”というような人は意外に騙されていない(利用するという脳みそもない)のです。
なぜ、社会的にまともな人が詐欺サイトなどに騙されてしまうのでしょうか。
それが、ストーリー性があるからなのです。
●宗教に近い
例えば、再議サイトに騙されるような人であっても、見知らぬ男に街で「10万円くれよ。明日100万円にしてやるから。同じ場所で、同じ時間…。な!」と言われたら普通に逃げるはず。10万円をここで渡したらキチガイです。
しかし、詐欺サイトで同じ文言をいわるとなぜか支払ってしまう…。この差はストーリー性なのです。
例えば、サイトを閲覧した際にこのサイト立ち上げを決めたのは、一人の男の一言だった…など、いろいろな物語が記載されていたとしましょう。元超有名調教師が沈黙をやぶり、当サイトのためにだけに語る衝撃の勝ちパターン!という形で出ていると、「本当かよ!?」と思ってしまうものです。
我々はこの情報を守るべく、その調教師への報酬や警備体制、当サイトのセキュリティの徹底に大金をはたいている。
情報料が高くなってしまうが、確実に当たるため全く気にならないはずである。という形でストーリーたてられると…何となく利用してくなってきますよね?これ、宗教の手口と全く一緒なんです。
●大勢が使っているという罠
私たち人間が進化してきたのは、こういった空想のフィクションを信じることができるから…といわれています。神なんて、まずおらず人間がつくりあげた空想でしかありません。
しかし、その空想を信じるために皆、神に逆らわないように生きていますし、規律を守って同じ時間、同じタイミングで礼拝します。
皆が信じているのだから、きっと神はいるに違いない。右に倣えという意味からも、どんどん人が集まりその規律を守るために行動を共にするようになるわけです。
競馬の詐欺サイトも同様に、前述した超有名調教師が神であり、偽の口コミに神の言うことに従ったら100万円を毎週手に入れてしまった…というようなものを記載します。
それも、何件も記載することで「このサイトでは、本当に高額当選が出ているのかもしれない。自分も、この人たちのやり方にならえば…」ということで騙されてしまうわけです。
●全てがフィクション
詐欺サイトに騙されない唯一の方法があります。
それは、全てがフィクションである…ということを見抜くことです。鬼滅の刃というアニメが嘘かのようなヒットを飛ばしましたが、基本的にあれもフィクションです。存在しませんし、人が考えたあわよくば理想的な虚構。
それなのに、皆よってたかってグッズを購入したり世界観に浸り、主人公をあがめます。あれ、フィクションですらかね。
詐欺サイトに騙されない方は、これを理解しています。あくまでフィクションなのであり、真実はどこにもありません。
世の中の真実は唯一、そこに物質がある…というだけ。全てがフィクションで形成されていることを知ることこそ、詐欺サイトから自分の身を守る方法のひとつといえるのではないでしょうか。