鳥千のフライドチキン。この言葉を聞いて、「中山やん!」と思た方は大変関東系の競馬を愛している方だと考えます。はい、ハリボテです!

さて、中山競馬場のネタはあまりよいものを提供していませんが、それでもそろそろグルメで挽回していこうと思い今回用意してみました。中山のグルメで遊んでみましょうか!

●ジャンクはいいけど…

さて、冒頭でもお伝えした通り、中山競馬場といえば鳥千のフライドチキンなどの揚げ物です。

鳥千のフライドチキンはもちろんですが、パドックVのがぶりチキンなど、ビールがどんどん進んでしまいそうな危険なフライドチキンが詰め込まれています。

しかし、健康を気遣うようなオジさんの場合、ちょっとフライドチキンのようなものばかりを食することは難しくなります。とはいえジャンクな雰囲気ものを食べたいという気持ちは強いはず。そんな時、おすすめなのが「翠松楼」です!

●「翠松楼」とかアツ過ぎ!

中山競馬場には「翠松楼」という、長年愛され続けている飲食店があります。「翠松楼」とはいえ、町中華な雰囲気を醸し出している魅力溢れる店舗なのですが、とにかく大注目してほしいのがラーメン。

麺は細麺と太麺の中間ぐらいで、おおぶりのメンマとネギ、かまぼこ、チャーシューが入っています。なんといってもやや薄めのスープの繊細な味わいであり、ぐっと大人っぽい印象を与える代物です。

いや、これはアツ過ぎるでしょ!近年、やたらにいろいろいじくりまくっているラーメンが横行していますし、次郎系、インスパイア系など、よくわからない太麺大盛りの気持ち悪いラーメンが増加中。

こってりした濃厚な味わいのスープやイタリア麺、さらに狂っていることに一杯数千円以上するラーメンまで提供されているのですから狂気の沙汰です。

「翠松楼」が提供するラーメンは、本当に昔ながらのほっこりできるラーメン。"こういうのでいいんだよ…!"と、大声で言いたくなるようなラーメンがそこにはあるのです。

●しゅうまいヤバい!

さて、「翠松楼」によく通っている方たちの情報を入手したところ、どうやら「翠松楼」ではラーメンは当たり前過ぎて話題に取り上げることすらしないそう。

では、どういった商品を楽しんでいるのか…チェックしてみたところ、なぜか"焼売"なのだそうです。

たしかにラーメン屋にはシューマイがありますが、餃子ではなくなぜシューマイなのでしょうか。じつは、「翠松楼」のシューマイ。ひとつひとつの大きさがかなり大きく、さらに野菜と肉汁たっぷりいうことで最高にうまいのだそうです。

いや、いいですね…。あのレンジでチンするタイプの切ない大きさの焼売だったらぶっ飛ばしたくなるものの、「翠松楼」のシューマイは激ビッグ!「翠松楼」のシューマイを食べてビールをぐびぐびっと飲み、最後にラーメンで締める。中山競馬場って場所は、町中華のある隠れスポットだったことがわかりました。

●煮込みもアツいよ!

さて、「翠松楼」でたっぷりと町中華をいただいたわけですから、もうさすがにお腹いっぱいです。しかし、これを食べた後の午後、ビールを飲みながら競馬観戦をしていると不思議とまた腹が減ってくるんですよね。

これなんですかね、ハリボテは病気なのでしょうか…。とはいえ、昼に「翠松楼」に言っているのでもうそこまで重たい料理は食べることができません。そんな時、中山競馬場には最強の煮込みが二つあることを有識者に教えていただきました!

まず、地下1F「角正」。かなり渋い昔ながらの雰囲気が漂っているお店なのですが、なんとうなぎの肝煮が提供されているのです。

うなぎの肝というと串に刺さったものを想像するわけですが、こちらはなんとショウガを合わせて甘辛く煮込んだおつまみ。うなぎの肝独特の風味と食感、さらに甘しょっぱい濃いタレが酒を進めてしまう危険過ぎる一品といえるでしょう。さらに、正当派の煮込みもあります。

「梅屋」の煮込みは、豆腐や大ぶりの野菜がたっぷりと含まれている上に、味わいも濃すぎないさっぱりした味噌味。

モツもしっかりと入っているので、ここに七味あたりをばばっとぶっかけ、ビールで流し込んだらいうことはありません。中山競馬場という場所は、一体何を目的にしているのでしょうか。こんなところ、毎日通ってしまいそうですよ!

●中山競馬場でグルメ旅!

さて、コロナ禍でなかなか身動きが取れない日々が続いていますが、そろそろワクチンの摂取も終わりますかね。そんな方は、蜜にならない程度に中山競馬場に遊びに行ってみてはいかがでしょうか。

東京競馬場や阪神、京都のようなメジャーの競馬場もとっても魅力的ではあるのですが、中山競馬場のような通が集うような場所で一杯するのも悪くありません。

とくに、あらためて「翠松楼」のシューマイはヤバいということを皆さんにお伝えしたいですね。これ、マジで絶品ですから。ぜひぜひです!