競馬で食っていきたい!そう思っている方も多いでしょう。
へへ〜ん!
ハリボテです。
さて、競馬が好きな方であれば一度は"競馬で食っていきたい"と思い、夢のプロギャンブラーを目指したなるはずです。プロということですから、全て勘でやるわけにはいかず、できるだけデータを集めたり読めたり、馬に詳しくなる必要があります。
しかし、ギャンブルというのは残酷で、"詳しければ詳しいほど失敗する"のです。
その理由を考えていきます。
●勉強できるのはいいが…
競馬に詳しい人というのは、さまざまなパターンを考えて最終的に馬券を購入しています。
俺の誕生日!とか、好きなことのスリーサイズ!とか、そういった間抜けな発想で馬券を購入することはまずありません。
つまり、ちゃんとデータを分析した上で馬券を購入し、着実に稼いでいくということです。ギャンブルに限ったことではなく、プロとして活躍するためにはデータが読めるにこしたことはありません。
さらに過去のデータも読めることで傾向と対策が可能になり、間違いなく勝率が高ることでしょう。
しかし、こういったデータを読めることと勝てることは全く別問題。ここがギャンブルの難しいところなのです。
●深読みしてしまう
まず、データが読めるのに馬券で負けてしまう人の悪い部分は、"深読みしてしまう"というところにあります。
簡単な例を挙げますが、頭のよい方であればあるほどリスクを考えます。データ的には間違いなく勝てるはずですが、競馬の結果に100%はありません。
あまりにもうまくイキ過ぎている配当の場合、"いやこんなに世の中うまくいくはずがない。何か、きっと落ち度がどこかにあるはずだ…"ということで、いろいろとあら探しをしてしまうのです。
本来、直感で必ず勝てる配当と思って購入すればいいものの、あれやこれや難しいネガティブポイントを探し続けてしまい、結果的に撃沈。全然当たりもしないような低確率の馬券を購入してしまうわけです。
これはあるあるでしょう。
7割勝てるといった予想にいちゃもんをつけ、なぜか3割しか勝率がなさそうな予想に賭けてしまうのが、データを読み取れる人のやりがちなミスです。深読みが仇となり、結果的に貧乏人になるので注意しましょう。
●買い過ぎてしまう
データが読める方は頭が良い人なので、競馬予想自体が好きで楽しく感じます。とくに一人ではなく、競馬仲間と集まって週末の競馬予想をするのは最高の楽しみといえます。
しかし、これが失敗もとです。前述したようにデータが読める方は、さまざまなパターンを導きだすことができるため、結果的に大量に馬券を買うハメになります。
"ここはキタサンブラック一択だ!"と、シンプルな脳みそで勝負することは難しく、"いや…あの馬の仕上がりがイイ"とか"あの騎手と芝2000mの相性的に負ける…"など、あれこれデータと過去分析によってパターンを増やしてしまいます。
的中させることもできますが、結果的にトリガミになってしまうのが関の山。
どこかにしぼることができないところも、設けられない理由といってもいいでしょう。
●やめられない
さて、おそらく競馬のデータが読める人たちがプロになれない理由の最たるものが、"やめられない"ということです。
プロギャンブラーになるためには、数をこなすことは重要です。しかし、必ず負けてしまうという勝負であっても、データが読めることにより"もしかしたら勝てるかも…"と思い込んでしまい余計な勝負をしてしまいます。
もちろん自由ではあるのですが、プロギャンブラーは収入源がギャンブルでの儲けですので、無駄打ちをすると儲かるどころか資金がマイナスになってしまうとい恐れがあるのです。
仮に月に20万円が目標であっても、1日で稼ぎだすことは無理ではありません。
必ず勝てるといったデータを取って一走入魂にするのも、ギャンブラーとして食べていくためには重要な決断といえるのではないでしょうか。
●負けデータを持っていない
さて、最後にデータが読める人がプロになれない理由をひとつお伝えします。
それが、負けている金額の計算ができても、負けている回数などのデータは取っていないということです。事実、自分の負けデータをまとめるのはかなり根気がいりますし、辛い時間です。
しかし、本来はどういったレースでどういった時間帯、どういった季節に負け込んでいるかなど、自分の勝敗データをしっかりと取れないと同じことの繰り返しなのです。
ギャンブルは自分との戦いであり、自分のツキとタイミングが合ってはじめて勝てる試合。
"俺が買うといつも外れる"という方は、まず負けデータとその傾向のデータを集めた方がよいでしょう。
●簡単ではない
プロギャンブラーは本当に難しい仕事です。
というか、仕事ではありません。やはり息抜き程度にする方が収入は多くなりますし、肩の力が抜けることから勝率も高まります。
本気でプロになりたいのであれば、しっかりと自分を見つめ直してからにしてみましょう。