競馬場のロマンといえば間違いなく、B級グルメ。

しかし、多くの方は競馬場というと東京や京都、中山といったメジャーどころが多く、ややマニアックな場所のグルメ情報はなかなか出回っていません。

かくいうハリボテも中京競馬場のようなメジャーでありつつ、なかなか立ち寄ったことのない場所があります。

そこで調べてみると、何やらツマミにもシメにもなりそうな魅力的なものが多くあることに気がつきました。

これ、チェックするしかねえ!

●中京競馬場といえば…

中京競馬場は愛知県豊明市に位置している競馬場。

チャンピオンズカップ(G1)がとくに有名な競馬場ですが、関東の方にとってみればなにかピン!と来るものが少ない印象もあるマニアックな場所です。

とはいえ、近所の方はもはや競馬場というよりデパート感覚で利用されているかもしれませんし、中京競馬場に入り浸っているオジさんたちは、もはや自宅だと勘違いしてしまっている恐れすらあります。

それは言い過ぎですが、中京競馬場はそれだけ地域密着型の競馬場である、ということはいえるかもしれませんね。

●「一八本店」が人気!?

さて、そんな中京競馬場で人気なのがペガサスというフードコート。

ここには中京、名古屋めしがたくさん存在していることで知られており、多くの競馬ファンでごった返す人気エリアとして有名です。

さまざまなお店があるのですが、中でもとくに列をなしているのが「一八本店」と呼ばれるお店。

関東はもちろん、関西圏の人でも聞き慣れないかもしれませんが、中京では知らぬ者はいないだろう超有名店だそうです。

そもそも、「一八」とは明治時代に創業したお店だそうで、数多くののれん分け店舗が愛知県には溢れているそう。

そもそも、「一八本店」という名前でペガサスに位置している同店だけに、本場の味わいを踏襲しているのは間違いないのかもしれません。

たしかに、愛知県といえばきしめん。一体、どんな内容のきしめんなのか調査しました。

●独特のウマさ!

「一八本店」で提供されているきしめんは、とくに若者に人気なろうという尻軽さは感じない、頑固一徹な雰囲気。

色味のやや濃い汁に油揚げ、揚げ玉、さらに菜っ葉、鰹節という実に滋味溢れる具材で構成されています。

ここまで地味なきしめんは、逆に若者たちの心を捉えそうで見ているこちらもテンションが上がってきます。

さらに中にはかまぼこやエビ天が乗せられているものがあるなど、ラインナップも豊富。

これは酒のつまみにもなりそうですし、シメの一杯としても大活躍してくれそうです。

●串カツがアツい?

「一八本店」では、きしめんだけでなく串カツも大変人気なのだそうです。

競馬場で串カツというと、何となく演技担ぎなイメージがあるため人気のグルメ。

しかし、やせ細っていたり、なんか塩辛いだけだったり、油切れが悪くマズい…というものが少なくありません。さらに悲惨なのは美味しくない上に高いというところ。

競馬場のグルメはおしなべて高額であることから、持ち込んで競馬場で購入しない…という人も少なくありません。

まぁ、その高いグルメを食べているということは儲かっていることの証だったり、テナント料のこともあるのでしょう。

しかし、「一八本店」の串カツはその懸念点を全てクリアしてしまった、驚くべきクオリティのアイテム。

初めて中京競馬場を訪れた方はきしめんにアタックするでしょうが、リピーターや中京競馬場を家だと勘違いしている方であれば、串カツをチェックするかもしれません。

●これは幸せ過ぎる!

「一八本店」の串カツの最大の特徴といえば、間違いなく味噌カツにできるところでしょう。

ソースもあるのですが、あの独特の赤みそを使った味噌味の串カツは名古屋に来なければ食べられない、そんな魅力に溢れた力を持っています。そのため、こんな天国のような組み合わせを楽しむことができます。

それがこちらです。まず、喉カラカラになるまで競馬を楽しむ。豆買いでのいいので儲けを出し、「一八本店」へ駆け込む。ちなみに「一八本店」の串カツは3本で200円というあり得ない破格なので、全然負けても懐がいたくありません。

さらに、プロはそこにライスとビールを追加。喉がカラカラになっているので、まずは生ビールでのどを潤し、串カツを口にほおりこみます。

これだけで天国のような気分ではありますが、まだ串カツが残っているため、白飯に一本乗せた上で汁もぶっかけ!

白飯と串カツをほおばって一杯。最後、1本残った串カツをつまみに残りの生ビールも流し込めば、間違いなくテンションMAX。その日、3万円負けていてもルンルン気分で帰宅することができるでしょう。

●中京競馬場で遊びたい!

「一八本店」を考えただけで心踊りますね。

しかし、冷静に考えたらハリボテは「一八本店」はおろか、中京競馬場に行ったことがありません。

早く落ち着いたら「一八本店」におもむき、散財して競馬を楽しみたいところです!