ハリボテは競馬が大好きなのですが、馬は食べます。

競馬ファンだったら馬など食べるものではない!と、思われるかもしれませんが、馬を食べる文化の日本に生まれたのですから個人の自由。

捕鯨について日本をメチャクチャ非難してくるシーシェパードよろしく、他人の食文化を否定することは大変下劣な行為だと僕は思っています。

さて、そんな僕がおススメしたい馬料理の店が御徒町にある「馬鹿うま」。競馬ファン必見のお店ですよ。

●馬はおいしい

競馬をしていると馬が勝つとか負けるとか、そういったことばかりが頭を駆け巡ります。競馬ファンの多くは馬に愛着を持っているためか、馬を食べるということが野蛮な行為と見なされるようです。

ただ、中国では犬やら猫やらを食べます。これは、僕らにとっては驚くべき食文化ですが、それを否定する権限はありません。

もし、日本でそういったことをするのであれば非難の対象ですが、その文化に自分が飛び込んでいってそれを否定するのであれば、「ならば、あなたは出て行きなさい」といわれて終わり。

人の食文化に勝手にいちゃもんをつけるのは、大人としてはではなく、いち、人間として“ナンセンス”なわけです。

話を戻しましょうか。

ハリボテブログを見ている方の中には、馬はちょっと…という方もいるかもしれません。

しかし、馬は本当に美味しいのです。ビタミンも凄まじい量が入っていますし、牛や豚を食っているよりずっと健康的でヘルシーです。味わいはたんぱくだと思われがちですが、旨味が凝縮していて最高の美味しさ。間違いなく、最強の肉のひとつです。

●モノホンが食べられる

馬に偽物もクソもありませんが、上質なものを食べたいのであれば、「馬鹿うま」は外せません。

真の馬刺を豪語しているだけであり、市場で購入することができる最高の馬刺を食べることができるのですから嬉しいところです。とくにオススメなのは、馬刺の霜降りの刺身です。

脂っぽさを全く感じさせないトロリとした風味と馬肉がもつジューシーな肉の味わい。

これを食べたら、ちょっと中途半端な牛刺しなんて食べられなくなります。あれは、ただ脂にものをいわせただまし討ちのような食べ物ですからね。競馬でもなんでも、肉といえば馬なのですよ。

また、なぜ「馬鹿うま」がオススメなのかというと、スタッフさんも「馬鹿うま」の名の通りの人間だからかもしれないのです。いや、ハリボテはキチガイですし馬鹿です。

今さらこんなところで暴露するような内容でもありませんが、ここまで馬鹿だと笑えてきて20万円を30倍単勝一点買いしそうな勢いです。

まぁいいとして、馬鹿うまさんの食べログのメニューに「特上刺し 1,650円」の欄があります。

“九州など南方地方で愛される、霜降り馬刺し。口の中でとろける最上級部位。間違えありません。”と説明されていますが、恐らく間違いないといいたのだと思います。

間違えない…と使う場合、“一般的な馬刺と当店の南方地方の馬刺を選ぶのであれば、後者であれば間違えないのではないでしょうか。”という使い方をします。

特に比較対象がない場合は、これを選んでおけば間違いない、という感じの使い方になるわけで、恐らくこの説明の場合は間違いない、が正解でしょう。

こういった部分がしびれるのです…!

●説明のおかしさも魅力!

また、「馬レバー刺し 1,850円」の説明もアツい内容となっています。

“人気希少部位の代表。あわせて、焼酎がすすみます!入荷状況に応じて品切れになることもありますのでご了承下さい。”馬レバーの刺身が食べられるのは、御徒町でもココだけ。

いや、マジで旨いんですよ。とはいえ、やはり気になるのは焼酎のくだり。

あわせて、焼酎がすすみます!というか、焼酎がすすむ旨さです!とかでいいような気がしませんか?

あわせて…というのは、まぁレバーと合わせることは間違いないのですが、主語がないので唐突すぎるわけです。

いや、こういった説明をぶち込んでくるところなんて、絶対にここの馬料理はウマいに決まっとりますよ。(爆)

●とにかく馬好きは訪れるべし!

「馬鹿うま」は、全ての料理が馬肉で埋め尽くされています。ただ、モツ鍋もありますけどね。

馬メンチ、カルパッチョ、ソーセージなど馬好きには至れり尽くせりの内容。もう、よだれがとまりません。特に、万馬券を当てたあとに訪れたらその旨さは倍増するはずですよ。

もちろん、重要なレースの前日に馬メンチカツを食べるというのもオシャレ。願掛けに馬を食べないのではなく、あえて食べるたくましさが勝ち星を引き寄せるのです…!さて、最後にひとつだけいいでしょうか。

食べ物のメニューに燻製3種盛り合わせがあるのですが、その画像のキャプションがなぜか馬肉のあんかけ豆腐890年となっています。

明らかに画像は燻製3種盛り合わせなのですが、こういったところがマジで憎めないところです。「馬鹿うま」は、我々のオアシス!ぜひ、一度は訪れてみる価値アリです!