中央競馬を愛する男、ハリボテです。

さて、新年があけてから1、2日は自宅でゴロゴロとしていたのですが、3日ともなると外にでなければ…と思うように。

結果、ウインズではなくオフトに行ってしまいました。普段は中央競馬をメインにブログを更新していますが、地方競馬の人気とその独特さをここで紹介したいと思います。今年もいろいろありそうですね…。

●とりあえず勝った

さて、ハリボテはその日は競馬を愛している別の人間と飲む約束をしました、今年に入って独り身で暇なヤツといえば、そいつしかいなかったからです。彼は、自分で競馬予想のプログラムをつくってしまうようなヤツですが、それを利用して当てたことはないと豪語します。

まぁ、就職の面接時に“僕、これを自分でつくれるんですよ…”というPRとして使えるようで、何度が受かったようです。

しかし、今の彼はニートです…。

さて、彼の紹介はどっちでもいいのですが、当日に到着した瞬間に発売していたのが川崎9Rの宝船特別というレース。普段は中央競馬をメインとしていることもあり、実際どんな馬がどういった個性を持っているのかはわかりません。

もう、オッズなどをみて直感でいくしかねえな…という感じでした。いちおう、単勝勝負で賭けた馬がしっかりと勝ってくれたのである程度の儲けになり、その後の飲み代としてプラスさせることができました。ただ、なんでしょうか…。それに勝った喜びというよりは、その雰囲気の異様さを未だに引きずっている感じです。

●新年早々ぶっ飛び

恐らく、やることがなく暇な人たちは競馬を新年から楽しみたくてうずうずしていたのでしょう。3日というめでたい旗日でもあるにもかかわらず、その場にはたっぷりとオッサンや敗者風の風貌の若者が集まっていました。

特にオッサンといってもサラリーマン風というよりは、お馴染みのしゃかしゃかブルゾンにチノパン、黒い運動靴、よくわからない帽子、ハンドバッグといった感じの方のひとたちです。

さらに、不思議なことに皆背丈が低く、とても男とは思えないようなボリューム感のオッサンばかりが集っていたのです。この人たちをみて普段は何も考えませんが、さすがに心配になってしまいました。

独り身をこじらせて60歳を超えた後、正月のめでたい時期にこういった場所で過ごすのか…と。ハリボテも訪れているの寂しい男の一人なのですが(友人も)、それでも将来こうなったら怖いという、不思議な恐怖感が襲ってきます。

●何か臭い

後楽園にあるオフトに当日はいったのですが、指定席などは全て完売しており普通に券を購入できる2Fフロアだけが解放されていました。

なかなか広いといえば広いのですが、そこにビッシリと似たようなオッサンが集っているのですから異様な光景です。

中央競馬であれば、さすがに若者も多いですし、中には大学生?と思われるようなカップルやダブルデート風の子たちもいます。女性同士も近頃は増えてきました。しかし、地方競馬は違います。

ガチのソッチ系の人たちが集まり、人生の全てをここに賭ける生活をしているのです。まぁ、服装などを見ている感じでほかにお金を賭けるところも無さそうですし、これはこれでいいでしょう。ただし、とにかく臭い…。

独特なオッサン臭がワンフロアに密集しているのですから、僕の鼻腔はなかなかなダメージを受けました。もし、彼らが勝った後に行くお姉ちゃんのお店のお姉ちゃんが不憫で仕方がねえな…といういたたまれない気分にも苛まれたことは本音です。

●それでも買わない

さて、オフト後楽園は二階が入口となっており、三連単神社の出迎えでエスカレーターの乗って馬券を購入しにいきます。

しかし、その二階部分に売店が存在しており、となりにローソンがあるにもかかわらず生ビールを700円近くで販売するという法外な商売を行なっています。さらにさらに、その売店の上にモニターが数個あるため、オッズやレースをそこで見ることもできるのです。

しかし、これが大変不思議な光景。売店は立ち食いのスタイルなのですが、モニターはそこからは見えません。

要するに、売店に入ってない人たち側から見れる配置になっているため、我々のようなモニターを見ているだけの人間は売店で立ち食い、立ち飲みをしている人を眺めながらレースも応援する…という感じなのです。

しかし、そこで何ともいえない差を感じてしまいました。ちょっとした食べ物とビールを購入すれば、恐らくゆうに1000円を超えます。ハッキリいって、デートか大勝ちでもしない限り利用することはないでしょう。

そして、その売店には入れない我々貧乏人たち。何ともいえない格差を感じながらのレース鑑賞はしびれるものがありました。悔しい、でももったいない。

ハリボテ含め、その場にいたオッサンたちは誰一人として売店へ足を踏み入れようとしていません。頑に買わない。これが、オフトなのです。

●たまには遊びにいってもいい?

正直、データや楽しさからいえば中央競馬の方に軍配が上がります。しかし、一年に数回だったら地方競馬も楽しむのもいいのではないでしょうか。

運試しにもなりますし、新鮮な気分になります。不思議なオッサンたちもいっぱいいますし、人間観察にもなります。ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。