当たり前ですが、競馬で思い切りお金持ちになれるのであれば誰だってなりたいと思ってしまいます。
100円を賭けたら数十万円以上のバックがある…。こんな嬉しいことが立て続けてに起こってしまったらハリボテはおかしくなることでしょう。しかし、ここで疑問が湧いてきます。もし、あまりにも儲けてしまった場合、それを国に収入として申告すべきなのか…ということです。
そもそも、競馬はギャンブルですので収入ってな感じではありません。しかし、プロはいます…。どうすんの、コレ?
●税金がかかるらしい
基本的に私たちは仕事で稼いだお金、それをまるまるもらうことはできません。まぁ、親のもとで仕事をしていたり、何らかの人助けでお金を貰っている場合はわかりませんけどね。
そもそも、手渡しでバイトをしたところでそれを申告するバカがどこにいるのか…ということです。ただ、ハリボテはそういった機会に恵まれていないのでわかりません。
きっと、そういった人たちはマトモな人間であるが故に手渡しという信頼の給与制度でやっているのでしょう。申告もしているはずです…。取り乱しました。
まぁ、とにかく競馬で儲けたお金なんてギャンブルですので、さほど関係ないような気がしてしまうものです。
自分の給与から所得税や源泉徴収税が引かれるように、まさかギャンブルで儲けた金が税金で引かれるなんて勘弁してほしいとしか言いようがありません。しかし、現実はどうやら厳しく、実際に税金がかかることがあるのだそうです。最悪過ぎませんか?
●馬券は経費?
例えば、我々が競馬のプロだったとしましょう。ガチプロですよ、競馬の。そういった場合、競馬だけが仕事になるので馬券は経費になります。
そして、購入した馬券で儲けた金は収入となるわけですね。収入が払戻金、そして馬券が経費。何か、難しくなってきましたね。
●1年間を通した合計金額
1月に例えばハリボテが思い切り儲けることができたとして、1ヶ月30万円の上がりを出したとしましょう。
まぁ、夢のまた夢ですが可能性はゼロではありませんよね。万馬券なんて毎日のように地方競馬でも発生していますから。
そういったことを考えた時、収入が30万円となるわけですが、その瞬間に税金を収めるわけではありません。競馬の払戻金が収入扱いとなるのは、1月〜12月の間に得たお金です。要するに、年間で働いた額が収入となるわけですね。
2月に5万円、10月に10万円だったら年間でハリボテは45万円を競馬で儲けたことになります。
●一時所得となる
さて、そんな競馬なのですが、払戻金…まぁ、獲得金という扱いになるようなのですが、もし申告する場合は50万円が控除される設定になっているとのことです。
一時所得となるわけですから、ある意味では正当な扱いです。ギャンブルですからね、別に購入したら購入した分の報酬が得られるというものではありません。
要するに、50万円までの勝ちだったら申告しても税金はかからない…ということなのかもしれません。
●複雑だがこんな感じになってしまう
「いやぁ、だったら俺!マイナス収支だし全然余裕じゃね?!100万円勝ってるけど、200万円くらい負けてるわ!」という方もいるでしょう。
確かに、その通りです。回収率だけで見ると、収入どころが大損です。もう、競馬辞めた方がよろしくないですか?というくらい、負けていますね、この人は。しかし、マジでこういった賭け方、負け方は注意しなければいけません。例えば、馬券は経費となると伝えましたがそれは的中した馬券だけだそうです。
何を言っているのかわかりますか?かなりの金額、特例ではない限りはハズレ馬券は経費として認められることはない、ということなのです。要するに、200万円負けたからといって、それが経費となって確定申告で控除金額として扱われることはない、ということです。
さらに、100万円勝ってますよね?ここが、問題です。先ほど、控除金は50万円をお伝えしました。
この100万円分、どの程度の馬券で買っているかが問題です。もし、1万円で万馬券を購入したとしたら99万円の収入になり、控除が50万円となるわけですから、49万円の勝ちとなってしまいます。
そうなると、49万円は収入としてみなされてしまうため、結果的に税金をこの分は支払うことになります。
だいたい、49万円で源泉徴収の場合は10%ですから、4万円以上の税金になるでしょうか。やばくないですか?200万円負けて、100万円手に入れた分から5万円近く税金を支払うわけです。クソ過ぎます!
●じつは考えて遊ぶべき!
真面目にギャンブルで儲けた金を申告している方がどれだけいるのかはわかりません。しかし、前述したような遊び方をしている方は大損してしまう…ということもあり得ます。
ギャンブルが怖いのは、はずれたり、依存症となるだけではないのです。そもそも論として、ガッツリと税金が取られてしまうこともあるということです。
もう、ハリボテはやめたいな…と思ってきました。でも、うまく遊べばとっても楽しい人生が待っていることは間違いありません。頭が良くなりたい。そう思い、願う毎日なのであります。