馬体重。多くの方がチェックしている要素のひとつではないでしょうか。
ハリボテも意味もわからずに馬体重をしっかりとチェックし、そしてそれをベースにして賭けていることがあります。
しかし、この馬体重は勝ち負けにそこまで関係しているのでしょうか。
有識者の中では、馬体重を見極めるのであれば-6kg前後が鍵、ということです。ハリボテは借金まみれの阿呆なのでよくわかりませんが、できるだけその真意を汲み取ってみたいと思います。
●馬体重から見えないものは?
馬体重について、数多くの競馬ファンが賭けるか否かの情報として重宝していると思います。当然、太り過ぎている馬がいたらおかしいな…と思ってしまいますし、激やせした場合もビックリして賭けることに躊躇するでしょう。
ただ、ここで考えておきたいのが極端な増減は別として馬体重はそこまで重視しない方がよい…ということです。
とある有識者によると、体重と体調はまったく別物であるため、体重のバランスがよくても馬にやる気がなかったり、疲れていたり…というのはわからないということなのです。たしかに激戦を経てきた馬が疲れきってしまい、翌レースで大敗してしまう…ということはありがちです。
しかし、馬体重だけでみればやってくれるな!という感じですので、そことはあまりリンクしないことがわかるでしょう。
もちろん、馬は喋ることはできないので体調について我々が知る由はありません。馬がインタビューに応じたら不気味ですからね。ただし、どうしても体調が悪くても出走させざるを得ない、そんな事情もあるので困るわけです。
●お金がからんでくる
体重や体調を管理する役目を担っているのは調教師や厩舎の担当者です。
しかし、これは彼らがオーナーではなく馬主が必ず存在しています。馬主にとって、自分の馬がレースで颯爽とは知っている姿は喜び以外の何ものでもありません。
可愛い我が子が勝負を繰り広げ、さらには先頭争いをしている。ハリボテは一生馬主になることはないので気持ちはわかりませんが、できれば高額な金を払っているわけですのでレースに出してほしいと思うはずです。厩舎の人たちも、
“いやね。○○さん。今回は、○○がやる気がないんですよ。体調もイマイチだなぁ…。ちょっと、見合わせた方がいいですよ。”と言いたいけれどそれは無理。お金をもらっていますし、賞金もかかっています。
さらに、馬主が“何言ってんだおめえ?その体調を整えて、馬をやる気にさせるのがお前らの仕事だろが?バカ言っていると金払わないからな!”と、トラブルにもなってしまうのです。
もちろん、レースに出走取消という手続きも面倒でしょうし、厄介なことになってしまうわけです。
●馬体重から見えるものは?
さて、少し話が飛んでしまいましたが馬体重から何が見えるのか考えていきましょう。体調はわかりません。
しかし、その増減の度合いによってはわかってくることもあります。
例えば、-5kgなどであった場合です。ちょっと痩せ過ぎでは?厳しいトレーニングを積ませ過ぎでは?ハリボテも馬が大好きですので、あまりにも厳しい調教がなされたのかもしれない…と暗い気持ちになります。
-7kgを超えるともはやこれは…と思ってしまい避けてしまう傾向にありますね。しかし、逆にこういった馬は買いであるともいわれています。
とくに重要な重賞レースに出走させる場合。この日に向けて馬と調教師がタッグとなり、ガッツリと仕上げてきた…というようにも捉えられます。
ムダなものは全て絞り捨ててこのレースに賭ける。そういった意気込みの現れともいわれているようです。
体調を崩す馬もいるでしょうが、これだけの調教に耐えてきたということは馬の体調も良く、むしろやる気満々!という感じで捉えられます。マイナス体重はもしかしたら買い、という見方もアリかもしれませんね。
●逆に体重増加は?
長距離レースを見越して体重を増やしたとか、そういったイメージを受ける体重増。
まぁ、しかしマイナスに比べるとあまりメリットはない…というのが有識者の意見だそうです。
まず、太っているということは調教が不十分であった、途中で休ませてしまっている…ということが考えられます。さらに怖いのが、体調が良くないためあまり厳しい調教をさせることができなかった…という場合です。
ちょっとくらいの増量であれば問題はないのですが、6kg以上+になっている場合が馬券購入を回避した方がよいかもしれません。
とはいえ、馬によってはある程度のプラス体重でG1を勝利していることもあるので注意が必要。
ただ、しっかりと調教メニューを知ってからあえて体重を増やしたか否か、という情報が入らないと買い目か否かは迷いますね。
●案外深かった馬体重
馬体重というのは、なんとなくでしか参考にしていなかったのですが調べてみると案外深い部分もあるんだな…というのがハリボテの感想です。
馬体重とその調教について合致させて情報を知ることが買い目に繋がるのか、というところかもしれません。
ぜひぜひ、今回の記事を参考にして新しく買い目を変えてみてはいかがでしょうか?回収率がアップするかもしれませんよ!